電子たばこ(VAPE)バッテリーの基本|ベイプのMOD・電池の注意点

電子タバコ(VAPE・ベイプ)は、リキッドを加熱するバッテリー(MOD)と、蒸気を発生させるアトマイザーを組み合わせた構造になっています。

電子タバコはバッテリーとアトマイザーがセットになったスターターキットが人気ですが、自分の好きなバッテリーと対応アトマイザーを組み合わせて楽しむ上級者もいます。

今回は、電子タバコのバッテリーの基本知識や電池の種類、注意点、おすすめ商品などを解説します。

電子タバコのバッテリー(MOD)は大きく分けて2種類

電子タバコのバッテリー(MOD)には、大きく分けて電池内蔵型交換型の2種類があります。

それぞれの違いをチェックしてみましょう。

 

内蔵型

バッテリーに電池が内蔵されているタイプです。

電池の入れ替えができないので、電池の寿命がきたらバッテリーごと買い換える必要があります。

バッテリー内蔵型の電子タバコは小型が多く、バッテリーに関する知識がなくても使いやすいのが魅力です。

 

交換型

バッテリーの電池交換ができるタイプです。

電池の寿命がきたら新しい電池に入れ替えられるため、ひとつのバッテリーで長く愛用できます。

交換型の電子タバコは大型のものが多く、電池や電圧などの知識が必要になります。

 

交換型は使い方によって爆発するので注意!

交換型の電子タバコの場合、誤った使用方法をすると爆発を起こして怪我や火傷を負う恐れがあり、アメリカでは電子タバコの爆発が原因で死亡事故も発生しています。

爆発の原因となりやすいのは、以下のような場合です。

 

  • 安全装置がないメカニカルMODを使っている

電子タバコのバッテリーには、テクニカルMODメカニカルMODがあります。

テクニカルMODは安全装置があり、電力・電圧を調整する機能やコイルの温度を自動調整する温度管理モードが搭載されています。

一方、メカニカルMODは安全装置がなく、電圧・電力を調節する機能や温度管理モードがありません

メカニカルMODは知識や経験が必要になり、正しく扱わないと不具合が起きて爆発する危険性があります。

 

  • 非対応の充電器を使用している

使用している電子タバコに対応していない充電器を使用すると、正常に充電できず、バッテリー破損や爆発の原因となる可能性があります。

 

  • 改造している

蒸気量を増やすために、知識が未熟なまま本体を改造して使っていると、負荷がかかって爆発の危険性が高まります。


また、電池内蔵型のバッテリーは寿命がきたら本体ごと買いかえますが、交換型使用しているバッテリーに合う電池を自分で選ばなければなりません。

電子タバコのバッテリーには、保護回路がついていないノンプロテクトのリチウムイオン電池を使います。

一般的な電池よりも危険性が高いため、使い方を誤ると爆発などの事故を引き起こす恐れがあるので注意しましょう。

 

バッテリーの寿命は?

バッテリーは容量を表す「mAh数」が大きいほど、使用できる時間が長くなります。

一般的に、バッテリーの容量が1500~2000mAh程度あれば、1日充電せずに使用できるといわれています。

バッテリーの寿命は使用する製品や使用頻度によって異なりますが、充電回数は300~500回程度が限度とされています。

ちなみに、バッテリーは出力を表す「W数」が大きいほど蒸気量が多くなります

水蒸気量を多くして「爆煙」を楽しみたい場合は、30W以上が目安です。

 

電池の種類と注意点、おすすめ

電子タバコリキッド

リチウムイオン電池にはさまざまな種類がありますが、電子タバコには安全性の高いIMR(リチウムマンガンチャージブル)またはINR(リチウムニッケルリチャージブル)がおすすめです。

バッテリー製品によって、使用できる電池のサイズは異なります

電池のサイズは、商品に表示されている5桁の数字で確認できます。

  • ​​前半の2桁:直径
  • 後半の3桁:長さ

適切な商品を選ぶために、バッテリーに使用できる電池を確認しておくことが大切です。

 

18650とは

18650」は電子タバコに使用する代表的な電池で、サイズは直径18mm×長さ65mmです。

懐中電灯やモバイルバッテリーなどに使用することもある電池で、電圧3.7V・容量2500〜3500mAhのものが多いです。

電子タバコに非対応であったり高出力の電子タバコには使用できなかったりする製品もあるので、商品仕様を確認して購入しましょう。

一例として、電子タバコにおすすめの18650電池を紹介します。

 

  • Efest IMR 18650 3000mAh 35A イーフェスト フラットトップバッテリー

電子タバコや懐中電灯、モバイルバッテリーなどに使用できるEfest製の18650電池です。

大容量の3000mAhで、電気用品安全法の基準に適していることを示すPSEマークがついています。

 

  • Panasonic 3400mAh パナソニック NCR18650B リチウムイオンバッテリー

3400mAhと容量が大きく、1回の充電で長く使えるパナソニック製の18650電池です。

大出力MODには使用できないので、購入の際は注意しましょう。

 

  • VTC5A MURATA 2600mAh 35A 18650フラットトップ バッテリー

安定した品質で人気のあるムラタの18650電池です。

電池容量は2600mAh安心・安定の品質と評判の商品です。

 

21700もある

電子タバコに使用する電池には、「21700」という種類もあります。

21700のサイズは直径21mm×長さ70mmで、3000mAh〜5000mAh程度のものが多いです。

18650よりもサイズも容量も大きく、電池が長持ちします。

バッテリーを処分するときはどうする?

使用しなくなったバッテリーは、どのように捨てたらいいのでしょうか。

バッテリーの処分方法について解説します。

 

正しい捨て方はない!発火するかも

リチウムイオン電池を含む電子タバコは、基本的に一般ゴミとして捨てられません

近年では、ゴミ収集車やゴミ処理施設で、リチウムイオン電池が原因と考えられる火災が発生しています。

リチウムイオン電池は強い圧力をかけると発火する恐れがあるので、燃えるゴミはもちろん、不燃ゴミやプラスチック製容器包装とも一緒に捨てないように注意しましょう。

 

地域の回収ボックスに出す

リチウムイオン電池が含まれる製品は使用済み小型家電として、市役所などに設置されている「小型家電リサイクル回収ボックス」に出しましょう。

また、リサイクルマークつきのリチウムイオン電池は、家電量販店などに設置されている「小型充電式電池リサイクルボックス」で回収しています。

リサイクルボックスにそのまま入れるとショートする恐れがあるので、端部にビニールテープなどを貼って絶縁してから出しましょう。

リサイクル回収に関する詳しい情報は、以下のホームページから確認できます。

一般社団法人 JBRC

 

簡単に充電できる!ドクタースティック

商品画像

「難しい知識がいらない電子タバコを使用したい」「手間なく充電できる電子タバコがいい」という方には、充電方法が簡単なドクタースティックがおすすめです。

ここでは、ドクタースティックの魅力について紹介します。

 

満充電は早くて30分!USBで簡単充電

ドクタースティックは、本体にリキッド入りのPODを装着するだけで使用できるPOD型電子タバコです。

USB充電ケーブルで充電ができ、満充電は早くて30分で完了!

満充電の状態で約350~380回吸引可能で、吸引すると自動で起動する「オートパフ機能」を搭載しています。

面倒なメンテナンスは必要なく、初心者でも簡単に使えます

また、ニコチンやタールなど、紙タバコや加熱式タバコが含む有害性物質を含まないため、禁煙を目指す喫煙者の方にもおすすめです。

 

リキッドの交換も簡単!コスパ良し

ドクタースティックのフレーバーには、ストロングシガーやストロングメンソールなど日本の香料メーカーと共同開発した4種類がそろっています。

違うフレーバーを楽しみたいときは、本体に装着するPODを変えるだけでOK。

使い終わったPODは、ゴミ箱にそのまま捨てられます

POD1個で約1200回吸引可能なので、コスパも良い商品です。


まとめ

電子タバコのバッテリーには多くの種類があり、自分好みにカスタマイズできる楽しみがあります。

しかし、バッテリーにこだわるには、電池や電圧に関する正しい知識を身につけなければいけません。

使用方法によって発火や火災の恐れもあるので、不安がある方はスターターキットを使用するのがおすすめです。

今回解説したバッテリーの基本や注意点などを参考にして、安全性を考慮のうえ電子タバコを楽しみましょう。