日本で販売されている電子タバコ使用のリキッドはニコチンが含まれていませんが、ニコチンリキッドは自作することが可能です。
この記事では、ニコリキの特徴、自作におすすめの「hiliq(ハイリク)」、ニコチン濃度の計算のポイントについてご紹介します。
ニコリキとは
ニコリキとはどのような特徴を持つものなのかご紹介します。
ニコチンリキッドの略
「ニコリキ」とは、電子タバコ・VAPE(ベイプ)で使用するニコチン入りリキッドの略語です。
電子タバコは紙巻・加熱式タバコのようにタバコの葉を使いません。
プロピレングリコール(PG)、植物性グリセリン(VG)、香料などを原料としたリキッド(液体)を電力で加熱し、気化した蒸気を吸引して香りや味を楽しみます。
この電子タバコリキッドにニコチンを添加したものがニコリキです。
ニコリキは喉へのキック感がほしい方や、フレーバーを楽しみながらニコチンの満足感を得たい方に向いています。
タールは含まない
タバコの煙には4,000種類もの化学物質が含まれており、その中でも代表的な有害物質がニコチンやタール、一酸化炭素です。
タバコ葉を使用する紙巻きタバコや高温加熱式タバコにはこの3つの成分が含まれていますが、ニコリキにはタールや一酸化炭素は含まれません。
また、ニコチンの濃度は調整可能なので、ニコチンの摂取を抑えられるメリットがあります。
ちなみに、電子タバコと同等の成分で作られているリキッドの入ったカートリッジと、タバコ葉を含む「たばこカプセル」を取り付けて吸う「プルームテック」という低温加熱式タバコがあります。この商品は、タール・一酸化炭素は発生しないとしていますが、タバコ葉を使うためニコチン摂取は免れません。
自分好みに自作できる
ニコリキなら自分の好きなフレーバーリキッドにニコチンベースリキッドを配合することで、自分好みのリキッドを作成できます。
電子タバコは禁煙を目的とした商品ではありませんが、ニコチン濃度を少なくし、その分フレーバーの風味を楽しむことで禁煙につなげる使い方もできます。
ただし、日本国内では購入できない
日本国内では薬機法によりニコチンリキッドの販売・譲渡が禁止されています。
そのため、日本国内で購入できる電子タバコのリキッドは、ニコチンを含有しません。リキッドを種類豊富に取り揃えているVAPE専門店でも同様です。
電子タバコ用ニコチンリキッドを個人的に購入して使用することは認められているので、購入する際は海外の商品を個人輸入しましょう。
海外に行って購入し、税関申告して国内に持ち込むという方法もありますが、現実的ではないという人も多いでしょう。
やはり、電子タバコブランドの公式サイト・電子タバコ専門ショップなどの個人輸入サイトを利用するのが最も便利です。
ただし、ニコリキを購入、使用する際は、以下の点に留意しましょう。
- 信頼できる通販サイトを利用する
- 個人の責任のもと輸入・使用する
- 他人への販売や譲渡はNG
- 輸入量の制限を守る(1回の注文で120mlまで)
- 製造元や成分を確認して安全性の高い商品を使用する
通販サイトは日本語や日本円に対応していて、情報がわかりやすいところを選ぶのがポイントです。
トラブルが起きたときは自分で対処しなければならないので、安全に購入できるサイトかしっかり確認しましょう。
ニコリキを自作するならhiliq(ハイリク)
ニコリキを自作するには、ニコチンベースリキッドとノンニコチンのフレーバーリキッドが必要です。
おすすめは大容量のニコチンベースリキッド
ニコリキの自作に必須なのは、ノンフレーバーのニコチンベースリキッドです。
おすすめは中国のリキッドメーカー「hiliq(ハイリク)」から販売されている120mlニコチンベース液。
大容量な上に購入しやすい価格のため、ニコリキを自作している方に人気の高い商品です。
ニコチン量を選択して購入する
ニコチンベースリキッドには商品によってニコチン量が決まっているものもあります。
前述したhiliqの120mlニコチンベースリキッドの場合は、最少で3mg、最多で100mgの8段階からニコチン量を選べます。
また、ベース液となるPG(プロピレングリコール)とVG(植物性グリセリン)の割合も選べるので選択して購入しましょう。
ニコチンリキッドの取り扱いに注意
ニコチンは指定毒物です。ニコチンリキッドを使用する際は説明書をよく読みましょう。
また、ニコチンリキッドは肌に触れただけでも体内に吸収されてしまいます。
肌に触れたり直接口に入ったりしたときは早急に水で洗い流し、体調に異変を感じたときはすぐにかかりつけの医師に相談してください。
ノンニコチンのフレーバーリキッドを組み合わせる
ノンニコチンのフレーバーリキッドも自作ニコリキに必須です。
ノンニコのリキッドには、タバコ、メンソール、フルーツ、スイーツなど多くのフレーバーがあります。
自分の好きなフレーバーのものを用意しましょう。
ニコリキを自作する際は安全に作業するために長袖の服、手袋やゴーグルなど保護具を着用してください。肌にニコリキが付着するリスクを避けましょう。
そして、目指すニコリキの濃度を決め、ニコチンベースとノンニコチンフレーバー、それぞれのリキッドをどのくらいずつ入れるか計算し、混ぜ合わせて使用します。
自作が不安ならフレーバー付きのニコリキを購入する
自分好みのリキッドを作れるとはいえ、ニコリキを自作するには、ある程度の知識が必要です。
自作に不安がある方は、ニコチンが配合されたフレーバーリキッドを購入するとよいでしょう。
ニコチン入りのフレーバーリキッドはニコチン濃度が調整されているので、購入してそのまま使用できますよ。
ニコリキが初めての場合は、濃度が低いものから試しましょう。
ニコチン濃度を計算する
ニコリキはニコチン濃度を変えることで吸い心地が変わってきます。
ニコチン濃度を決めるときのポイントや自作に役立つアプリをチェックしてみましょう。
作りたいニコリキの濃度を決める
ニコリキを自作する前に、どのくらいの濃度のものを作るか決めなくてはなりません。
紙巻タバコから移行する場合は、吸っていたタバコのニコチン量を基準にすると良いでしょう。
たとえば、リキッド式の電子タバコでコイルの抵抗値が1Ω程度のものを使用する場合、ニコチン量0.15mg程度のピアニッシモを吸っていた場合は、濃度0.3%を目指してニコリキを作ります。
あくまでも目安ですが、以下の表を参考にどうぞ。
ニコチン量 | 抵抗値1Ωの場合 |
0mg程度 | 0%(0mg) |
0.15mg程度(ピアニッシモなど) | 0.3%(3mg) |
0.3mg程度(キャスタースーパーライトなど) | 0.6%(6mg) |
0.6mg程度(マルボロライトなど) | 0.9%(9mg) |
0.8mg程度(ラッキーストライクなど) | 1.2%(12mg) |
1.0~1.2mg程度(セブンスターなど) | 1.5%(15mg) |
出典:https://vape.shop/
抵抗値1Ωは蒸気量が少なめのものです。
抵抗値0.5Ωのいわゆる爆煙タイプの電子タバコを使用する場合は、以下の記事の「ニコチン濃度の目安」を参考にどうぞ。
濃度計算機のあるおすすめサイト
「電子タバコ通販 Vape.Shop」のサイトでは、目標ニコチン濃度のニコリキが作れる計算機が利用できます。
使用するニコチンベースリキッドのニコチン濃度やノンニコチンのフレーバーリキッドの量、作りたいニコリキの濃度を入力するだけで配合するニコチンベースリキッドの量を調べられます。
ニコチンベースリキッドのニコチン濃度と作りたいニコリキの濃度と量を入力して、ニコチンベースリキッドの量とノンニコチンリキッドの量を求める計算機もあるので便利です。
ニコチン入りリキッド計算機はコチラ
https://vape.shop/content/calculator.php
コイルも自作したい方におすすめのアプリ
リキッド式の電子タバコの場合、リキッドを加熱するためのコイルを自作するタイプのものもあります。
コイルの抵抗値によって煙量(蒸気量)や味の感じやすさが変わるため、電子タバコ上級者になると手巻きでコイルを自作する方も。
コイルの抵抗値はコイルの材質や太さ、巻き数によって変わるのですが、計算を間違えると電流が流れ過ぎて爆発する恐れがあります。
コイルも自作したい方は、抵抗値を計算できるアプリを使うとよいでしょう。
中でも無料版でも役立つと評判のVape Toolがおすすめです。
Vape Tool
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.stasbar.vape_tool&hl=ja
ニコチンはいらない!気軽に電子タバコを楽しむならコレ
出典:https://dr-stick.shop/
ニコチンが入っていない電子タバコを使用したい、手間をかけずに気軽に電子タバコを楽しみたいという方には、使い切りPOD式電子タバコ「Dr.stick」がおすすめです。
どのような特徴があるのか詳しくご紹介します。
ニコチン・ニオイもゼロのDr.stick
「Dr.stick」にはニコチンが含まれておらず、タバコ葉を使用していないのでタバコのニオイもありません。
そのため、ニコチンによる健康への影響やニオイが気になる方におすすめの商品です。
ストロングシガー・ストロングメンソール・ビターコーヒー・ブルーメンソールの4種類のフレーバーがあるので、レモン系リキッドでリフレッシュしたりタバコ系リキッドで喫煙したときのような味わいを楽しんだりと、気分に合わせてチョイスできます。
ニコチンなしでも吸いごたえあり!
「Dr.stick」は、喉への刺激も十分で吸いごたえもあることから満足度の高いレビューも多いです。
リキッドが入ったフレーバーポッドを電子タバコ本体に装着し、そのまま吸うだけで楽しめます。
フレーバーポッド1個で1200回ほど吸引可能で、紙巻きタバコよりもコスパがいいのも魅力です。
カッコいいVAPE!
「Dr.stick」は、デザイン性の高さでも人気となっています。
スリムでクールな本体は、吸っているだけでもおしゃれに見えることから、若い世代にも注目されています。
カッコよく電子タバコを楽しみたい方は、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
電子タバコのニコチンリキッドは、自分の好みに合わせて作ることができます。
ニコチン濃度の計算がわからないときは、計算機が利用できるサイトを使うと便利でしょう。
ただし、ニコチンリキッドの取り扱いには十分注意して、安全性を考慮した上で自作してくださいね。
手軽に楽しみたい方は、フレーバー付きのニコリキを購入する、ニコチンがいらなければ「Dr.stick」を使用してみるなどの方法があります。
ぜひ今回ご紹介した情報を参考にして、電子タバコの楽しみ方を見つけてみましょう!