日本国内における加熱式タバコのシェアの70%を占める「アイコス」。
圧倒的な人気を誇るアイコスですが、過去に「アイコスの発がん性は紙巻きタバコの250倍」という噂が流れたことがありました。
「アイコス発がん性250倍」の噂は果たして本当なのでしょうか。
この記事では、「アイコス発がん性250倍」の噂の真偽やアイコスの健康リスクについて解説します。
「アイコス発がん性250倍」の噂は本当?
「アイコスの発がん性は紙巻きタバコの250倍」という噂を聞くと、アイコスを吸っても大丈夫だろうかと不安になりますよね。
この噂は果たして本当なのでしょうか。
ここでは、「アイコス発がん性250倍」の噂について解説します。
発売当初の発がん性に関する噂
「アイコス発がん性250倍」の噂は2017年頃に流れ始めました。
とくに噂が広がったきっかけは、米ロイター通信が公開したアイコスに関する記事です。
その記事の中では、アメリカのある研究機関が発表した研究結果について書かれていました。
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最も注目すべき点は、研究結果の中に「アイコスの発がん性が250倍」という記述が一切なかったことです。
また、研究結果に関してアイコスの販売元であるフィリップ・モリスは以下のように述べています。
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このように、「測定方法の正確さや比較対象に問題がある」とフィリップ・モリスは研究結果に対して反論しています。
参考:https://www.reuters.com/article/us-health-tobacco-heatnotburn-idUSKBN18M2JB/
https://www.pmiscience.com/en/research/independent-studies/comments-on-the-article-entitled-heat-not-burn-tobacco-cigarettes-smoke-by-any-other-name/
「アイコス発がん性250倍」はデマ
フィリップ・モリスの反論に同調して、「アイコス発がん性250倍はデマ」「デタラメな噂だ」という意見が挙がってきています。
また、2018年の米食品医薬品局(FDA)の発表では「アイコスは有害性が低い」と述べられています。
フィリップ・モリスとFDAの知見から考えると、「アイコス発がん性250倍」という噂はデマだと判断していいでしょう。
ただし、アイコスを吸った際のニコチン摂取量は、紙巻きタバコと同等かやや少ない程度だといわれています。
呼吸器障害や循環器系障害を調べた動物実験では、加熱式タバコと紙巻きタバコの有害性には差がないという結果も示されています。
アイコスの健康への影響については、まだまだ研究が足りていないといえるでしょう。
参考:https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000201435.pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/siej/24/2/24_109/_pdf
アイコスの健康リスク
アイコスがもたらす健康への影響について、現段階ではどのようなことが示唆されているのでしょうか。
ここでは、アイコスの健康リスクについて解説します。
肺がん
アイコスに含まれているタールには発がん性があります。
そのため、紙巻きタバコと同様にアイコスも、使用すると肺がんなど様々ながんのリスクが高まると考えられています。
しかし、アイコスと発がん性に関する正確な研究結果が出るまでには、まだまだ時間が必要です。
はっきりとしたリスクについて、現状では明らかになっていません。
参考:https://kunichika-naika.com/subject/harmful-substance-tarl
ニコチン依存症
アイコスには、ニコチンが含まれています。
ニコチンには依存性があるため、ニコチン依存症になる可能性は否定できません。
ニコチン依存症の人は、ニコチンの血中濃度が一定以下になると禁断症状を引き起こします。
そして、「禁断症状による不快感を抑えるためにタバコを吸う」という悪循環を繰り返すのです。
アイコスにもニコチンが含まれているため、自分でコントロールできる範囲での喫煙を意識することが大事でしょう。
呼吸器疾患
アイコスには、呼吸器疾患を引き起こす可能性も示唆されています。
アイコスから出る水蒸気には、大気汚染の原因として知られるPM2.5よりも小さな微小粒子物質が含まれています。
微小粒子物質を吸い込むと肺や呼吸器の奥まで入り込むため、呼吸器疾患や喘息にかかりやすくなる可能性があるのです。
アイコスによる受動喫煙が起こる可能性もあるため、使用する際には周囲にも配慮する必要があるでしょう。
参考:https://www.jrs.or.jp/information/file/hikanetsu_kenkai_kaitei.pdf
アレルギー性鼻炎
アイコスの喫煙は、アレルギー性鼻炎のリスクを高める可能性があります。
アレルギー性鼻炎になると、鼻水や鼻詰まり、くしゃみなどを引き起こします。
アイコスにはニコチンやタール、その他の化学物質が含まれているため注意する必要があるでしょう。
ただし、アイコスとアレルギーの関係性についてはデータが不十分なため、安全性に関するさらなる研究が求められます。
参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32003899/
急性好酸球性肺炎(きゅうせいこうさんきゅうせいはいえん)
アイコスには、急性好酸球性肺炎を引き起こすリスクも考えられます。
急性好酸球性肺炎とは、乾性咳嗽や呼吸困難、倦怠感、筋肉痛、盗汗、胸膜性胸痛などの症状がある疾患です。
若年層の男性が発症するケースが多く、短期間での喫煙本数の増加が原因といわれています。
急性呼吸不全を引き起こす可能性もあるため、加熱式タバコ喫煙者の人も喫煙のペースに注意する必要があるでしょう。
参考:http://www.jstc.or.jp/uploads/uploads/files/essay/2019930kinkyu.pdf
アイコスの健康被害が気になるなら「ドクタースティック」
「アイコス発がん性250倍」の噂は具体的な研究結果が得られていないため、デマだと判断していいでしょう。
しかし、アイコスの健康リスクについては、肺がんやニコチン依存症など様々な可能性が示されています。
アイコスの健康被害が気になる人には、電子タバコ「ドクタースティック」がおすすめです。
電子タバコ「ドクタースティック」はタバコ葉不使用のため、ニコチンもタールも入っていません。
法律的な区分も「医療品・医療機器」であるため、紙巻きタバコや加熱式タバコよりも有害性が低いといえるでしょう。
電子タバコ「ドクタースティック」はタバコ葉を使用していませんが、喉にガツンとくる吸いごたえと本格的な味わいを実現しています。
お得な定期便なら、初回2,980円で本体デバイスと全4種類のフレーバーがついてきます。
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まとめ
「アイコスの発がん性は紙巻きタバコの250倍」という噂が流れましたが、これは具体的なデータがないのでデマであると判断していいでしょう。
しかし、アイコスにはニコチンやタールなどの有害物質が入っていることも事実です。
アイコスの危険性に関する研究はまだ不十分なため、注意する必要があるでしょう。
電子タバコ「ドクタースティック」は、ニコチンやタールといった有害物質が入っていません。
アイコスの健康リスクが不安な人は、「ドクタースティック」に乗り換えてみてはいかがでしょうか。