電子タバコと加熱式タバコを比較!アイコス・グロー・VAPEおすすめ種類

電子タバコというと、iQOS(アイコス)glo(グロー)を思い出す方が多いかもしれません。ですが、これらは実は加熱式タバコで、VAPEとも呼ばれる電子タバコとは別ものです。

加熱式タバコにもいろいろありますが、電子タバコにはさらに多くの種類が存在します。

今回は加熱式タバコと電子タバコの違いを比較していきます。それぞれのおすすめ商品も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

紙タバコより健康的!電子タバコ・加熱式タバコを比較

プルームテックの前身にあたるプルームが発売されたのが2013年アイコスが日本で発売されたのが2014年。それから時を経た現在、加熱式タバコの普及はますます進んでいます。

厚生労働省が公表した「平成 30 年国民健康・栄養調査」によると、喫煙者の内、加熱式タバコの利用者男性が30.6%女性が23.6%に及ぶことがわかっています。

参考:平成 30 年国民健康・栄養調査
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000635990.pdf

 

加熱式タバコと電子タバコを比較!

タバコ葉を燃焼させて煙を吸う紙タバコと違い、電気で何かしらを加熱して発生した蒸気を吸うのが、加熱式タバコ電子タバコです。

この章では加熱式タバコと電子タバコの違いを比較していきます。

 

タバコ葉を熱して楽しむ加熱式タバコ

加熱式タバコとは、タバコ葉に熱を加えることにより発生した蒸気を吸うタバコです。

紙タバコに比べて発生するニコチンやタールは抑えられ、染みつくようなタバコ臭も出ませんが、加熱式タバコ独特のニオイはあります。フレーバー付きでも、そのニオイが気になるという人は多いです

 

水蒸気と多様な香りを楽しむ電子タバコ(VAPE)

電子タバコ=VAPE(ベイプ)は、リキッドを熱して発生した水蒸気を吸うものです。リキッドは、主に食品添加物や医薬品にも含まれるプロピレングリコールや植物性グリセリンで作られています。ほか、香りのもととなる香料(フレーバー)も入っています。

VAPE用のリキッドには実にさまざまなフレーバーがあります。フレーバーの種類は、タバコ系、メンソール系のほか、フルーツ系やデザート系など甘い味わいのものも多々あるので、タバコ感が苦手な女性の方も吸いやすいです。

日本で販売されているVAPEはニコチンを含みません

 

加熱式タバコ・VAPEの仕組み

加熱式タバコとVAPEの仕組みの違いを詳しくみていきましょう。

 

加熱式タバコの仕組み

加熱式タバコの場合、電気を使ってタバコ葉を加熱し、蒸気を生み出しますが、高温加熱式低温加熱式とで仕組みが異なります。

高温加熱式の場合、スティック状のタバコ葉を内蔵ヒーターで直接加熱します。

バッテリーから供給される電気を使って、ヒーターがスティック状のタバコ葉を加熱し、蒸気を発生させる仕組みです。

一方、低温加熱式電子タバコと仕組みが似ています

カートリッジ内に注入されているリキッドが加熱されて蒸気になり、それがたばこ葉を通過します。その通過した蒸気を吸引します。

 

VAPEの仕組み

VAPEはリキッドに熱を与えることで水蒸気を発生させる仕組みです。

アトマイザーと呼ばれるリキッドを加熱するパーツで水蒸気を生み出しますが、低温加熱式タバコと違うのは、タバコ葉を使用しない点です。

電子タバコには、アトマイザーに設置するコイルを自作したり好きなリキッドを自分で注入したりするタイプもあります。

一方、リキッドを溜めておくPODのリキッドがなくなったらPODごと交換するタイプもあります。

リキッドの交換方法は製品によって異なります。

 

リキッドがなくなったらPODごと交換!メンテナンス不要のVAPE

 

加熱式タバコ・VAPEのメリット・デメリット

VAPEとリキッド

加熱式タバコやVAPEにはメリットもデメリットもあります。両者をしっかりと理解して喫煙を楽しみましょう。

 

加熱式タバコ・VAPEのメリット

まずは加熱式タバコやVAPEのメリットです。

 

歯がヤニで黄色くなりにくい

加熱式タバコやVAPEを利用するとヤニに悩まされずに済みます。ヤニの原因であるタールタバコ葉が燃やされて発生する煙に含まれますが、加熱式タバコは燃やさないため、タールをほぼ含まないといわれています。

紙巻タバコの喫煙者であれば、タバコのヤニで歯や部屋の壁紙が黄色くなった経験があるでしょう。その原因はタバコに含まれるタールです。タールは粘着性のある液体なので、あらゆる場所に付着します。

タールは発がん性物質として有名です。紙巻タバコを吸うことで、喉や肺に長期間タールが付着した状態が続くと、がんを発症する可能性が高まることは実証されています。

そのタールのリスクがほとんどないというのは大きなメリットでしょう。

また、VAPEはタバコ葉を使用しないためタールゼロです。ヤニが付着して歯や壁紙を汚すことはもちろん、健康被害のリスクを負うこともありません

 

嫌な匂いが少なく非喫煙者に迷惑をかけづらい

タールをほぼ含まないとする加熱式タバコなら、タバコ臭も抑えられます

タールは、タバコ特有の臭いの元にもなります。タバコを吸っている本人は自身の出している臭いに気づきづらいですが、タバコ臭に敏感な非喫煙者にとってはイヤなものでしょう。

加熱式タバコの場合、このタバコ臭は抑えられますが、独特の臭いは発生し、これが苦手という人もいます。

一方のVAPEはタバコ臭がないのはもちろん、香りを楽しむものということもあり、嫌なニオイは発生しません。そのため、非喫煙者にも迷惑をかけづらいといえるでしょう。

 

有害物質の量が少ない。VAPEはニコチンなし

加熱式タバコは、紙タバコと比較して有害物質の量が少ないのがメリットです。

厚生労働省が公表する「加熱式たばこにおける科学的知見」によると、加熱式タバコは紙タバコに比べニコチン濃度が基本的に少なく、特に室内における濃度は抑えられるとのことです。また、主流煙中のアセトアルデヒドも85%ほど抑えられることがわかっています。

参考:加熱式たばこにおける科学的知見
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000201435.pdf

 

ニコチンは血管収縮の原因となって血流を悪化させる物質アセトアルデヒド発がん性があるとされる物質です。

ほか、紙巻タバコの主流煙中には複数の発がん性物質が含まれますが、加熱式タバコなら抑制されることがわかっています。とはいえ、完全に有害物質を含まないというわけではありません。

一方、VAPEはニコチンもゼロです。健康を脅かすような量の発がん性物質も含まないため、紙巻タバコはもちろん、加熱式タバコよりも安心して楽しめるといえるでしょう。
VAPE用ニコチン入りリキッドというものもありますが、日本では販売が禁止されているため、個人輸入しないと手に入りません)

電子タバコ販売会社の調査によると、喫煙者がVAPEを利用する理由の1位は「ニコチンとタールは健康に悪いため」となっています。

VAPE(ベイプ)に関する意識調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000027737.html

 

改正健康増進法が施行され、受動喫煙に対する意識が高まっている中、ニコチンとタールの含有率ゼロのVAPEはますます人気が集めることでしょう。

自分だけではなく、副流煙による周りの人への影響を気にしている方も、加熱式タバコや電子タバコへ移行した、もしくは移行を検討している方は多いはずです。

 

加熱式タバコ・VAPEのデメリット

次に、加熱式タバコやVAPEのデメリットです。

 

初期費用がかかる。けれども続けるならVAPEはコスパが良い

加熱式タバコや電子タバコを楽しむためには本体を購入する必要があるため、初期費用がかかります

たとえば加熱式タバコの場合、本体を含むスターターキットの相場は3,000~10,000円ほどです。

また、電子タバコも加熱式タバコと同じくらいの初期費用がかかります。

ですが、アイコス・グローといった高温加熱式タバコのタバコ葉スティックは20本入りで、1箱およそ500円前後と紙タバコの価格とほとんど変わりません。

1日1箱吸ったとすると、1ヶ月のコストは15,000円ほどになります。

一方、VAPEの15ml入りリキッドは約1,000円が相場です。リキッド3ml程度が紙タバコ1箱に相当し、1日1箱タバコを吸う代わりに電子タバコを吸うと1ヶ月のリキッド消費量は90ml程になります。ということは1ヶ月のリキッドにかかる費用は6,000円程度です。

その差額は9,000円ほど。VAPEの場合、形式によって別途コイル代がかかったりしますが、数百円程度です。

本体購入費やリキッド代などがかかっても、紙タバコや加熱式タバコに比べて格段に費用を抑えられることがわかるのではないでしょうか。

電子タバコの場合、さまざまな形態があります。しかし、リキッドがなくなったらバッテリー部分ごと捨てる使い捨て式のVAPEでなければ、紙タバコや加熱式タバコよりもコスパがいいはずです。

 

定期的なメンテナンスが必須

加熱式タバコや電子タバコは基本、一定期間ごとに本体のメンテンナンスが必要になるため、面倒に感じることもあるかもしれません。

たとえば加熱式タバコのアイコスは、ホルダー内部に黒いカスが溜まりやすくなっています。カスが溜まると味が悪くなったり、場合によっては故障の原因になるため、定期的な掃除が必要です。

また、VAPEの場合も、形態によってはリキッドを加熱する役割を持つコイルを交換したり、リキッドを注入したりしなければなりません。

ただ、このような手間が必要ないPOD式や使い捨て式といったタイプの電子タバコもあります。

 

充電が必要

加熱式タバコや電子タバコは電気の力によって蒸気を生み出すため、一定期間ごとに充電が必要です。

十分に充電されていないとタバコ葉スティックやリキッドを加熱できません。

とはいえ、紙巻タバコのように火を使わずに済む点は、安心できるところでしょう。

 

USBで簡単充電!メンテナンス不要の電子タバコ

 

おすすめ人気加熱式タバコの価格などを比較!

加熱式タバコ

現在、さまざまな加熱式タバコが販売されていますが、人気商品の特性を知っておくと商品選びの参考になるはずです。

※価格情報は2021年5月時点のものです。

 

glo nano

glo nano

参考:https://www.discoverglo.jp/

高温加熱式タバコglo nano(グロー・ナノ)」は、glo製品の中で最もコンパクト。それまでの小型タイプ「glo series2 mini」より横幅が9mm小さい32mm、重さも約24g軽い約61gです。

本体の充電時間は約60分。一度充電しておくと連続で10回ほど利用できます。

glo nanoの希望小売価格は1,980円(税込)です。

 

プルーム・テック・プラス

プルーム・テック・プラス

出典:https://ploom.clubjt.jp/

低温加熱式タバコプルーム・テック」よりも深い吸い心地を楽しめるのが「プルーム・テック・プラス」です。

プルーム・テック・プラスはプルーム・テックよりも、加熱温度を約10度上げることで、強めのタバコ感が味わえるようになっています。

加熱式たばこセットの「プルーム・テック・プラス・スターターキット」はメーカー希望小売価格2,980円(税込)です。

 

glo pro

glo pro

出典:https://www.discoverglo.jp/

glo pro(グロー・プロ)」は、加熱温度を極めて高温にすることで喉にパンチをもたらす加熱式タバコです。

glo proにはブーストモードという機能が備わっています。このブーストモードをオンにすると、前シリーズは約240度でしたが、glo proは約280度まで温度が上昇します。さらに、最速10秒ほどで加熱が可能です。

希望小売価格は980円(税込)です。

 

iQOS 3 MULTI

iQOS 3 MULTI

出典:https://jp.iqos.com/

iQOS 3 MULTI」は、ホルダー(本体)とチャージャーが一体型になった加熱式タバコです。

本来、iQOSは充電器であるチャージャーにホルダーを差し込んで充電します。しかし、一体型のiQOS 3 MULTIは本体を直接充電するため、チャージャーを持ち歩く必要がありません。

また、本体の重さは50gと軽量です。

価格は4,980円(税込)です。

 

iQOS3 DUO

iQOS3 DUO

出典:https://jp.iqos.com/

1位は同ブランドの中でも、最新モデルの「iQOS3 DUO」です。最新ということもあり、従来のiQOSよりも使いやすくなっています。

たとえば、今までのiQOSは連続吸引が不可だったものの、iQOS3 DUOはフル充電することで2本連続喫煙が可能になっています。また、ホルダーの充電時間はたばこスティック1本につき、従来のiQOS 2.4 PLUSと比較して2分の1で済むのもメリット。ホルダーをチャージャーに格納するときに向きを気にしなくていいのも嬉しいポイントです。

価格は6,980円(税込)。2021年5月に発売中のiQOSで最も高額ですが、スムーズな喫煙が楽しめる点は見逃せません。加熱式タバコのおすすめ人気ランキング、売れ筋ランキングの常連必至の加熱式タバコです。

 

おすすめ人気VAPEの価格などを比較!

次に、おすすめのVAPEです。さまざまな形態があるため、加熱式タバコよりもVAPEの方が種類が多くなります
人気VAPEをチェックして、まずはその中から試してみましょう。

 

 Aspire Tigon Kit

Aspire Tigon Kit

出典:https://www.aspirecig.com/

Aspire Tigon Kit(アスパイア・タイゴン・キット)」は、リキッドチャージが必要ながらシンプルで使い勝手のよいVAPEです。

本体にはスライド式のキャップが付いているため、リキッドの補充が簡単。さらにリキッドが入った状態でもコイルを交換することができます。

直接肺に蒸気を送り込むDLも、一旦、口で味わってから肺に送り込むMTLも楽しめます。

販売価格は6,000円前後と少々高額ですが、いろいろと手間がかからないので十分にその価値があります。

 

Eleaf iStick Pico 21700

Eleaf iStick Pico 21700

出典:https://item.rakuten.co.jp/

Eleaf iStick Pico 21700」は、VAPEとして高い人気を集めた「Eleaf iStick Pico 75w」をグレードアップさせた製品です。

付属のELLOアトマイザーにはセラミックを使用したHW1-Cコイルを採用しています。セラミックは外部への熱伝導率を下げるため、より深い味を楽しめます。また、お好みで2mlか4mlとリキッド容量を変更できる点もメリットです。

価格は6,000円前後です。

 

CALIBURN

CALIBURN

出典:https://www.amazon.co.jp/

CALIBURN(カリバーン)」は、特に初心者に評判のVAPEです。簡単な操作でメンテナンスの手間も少なく済むため、世界的に人気を集めています。

CALIBURNはPOD型のVAPEです。PODとは、リキッドを入れる加熱部分のこと。自分でリキッドを注入しますが難しくはなく、味があまり出なくなったらPODを交換するだけなので手間はあまりかかりません。

また、ワンボタンで操作できるシンプルな構造ながら、吸いごたえも十分。価格は3,000円程度ですが、リキッドのほか交換用PODも別途必要になります。

 

Dr.Stick

Dr.stick

出典:https://dr-stick.shop/lp/1/

Dr.Stick(ドクタースティック)」は、日本人好みのフレーバーでガツンと喉にくる吸い心地が魅力のVAPEです。フレーバーは国内の老舗香料メーカーと共同で開発しています。

PODのリキッドがなくなったら交換するだけのメンテナンス不要なPOD式1つ当たり290回前後の吸引ができるPOD5つで1箱。1箱は紙タバコ約7箱分に相当します。コスパが良く、ニコチン・タールフリーと健康的なため、紙タバコからの移行にもおすすめです。

定期購入で初回に送られてくるスターターキットは1,980円(税込)。自分には合わなかったという場合でも、スターターキット分の返金を受けとれる30日間の初回分全額返金保証を利用可能です。故障した際なども本体無償交換サービスを利用できるのでお得です。

 

まとめ

今回は、加熱式タバコと電子タバコの比較評判のおすすめ商品をお伝えしました。

加熱式タバコとVAPEは各々さまざまな種類があるため、自分に最適な商品を選ぶのは困難です。今回の情報も参考にして、特徴や価格を比較しつつ最適な一品を選んでみてください。