たばこは髪のパサつきや抜け毛・薄毛の原因になるため、喫煙者が髪の毛に異変・不調を感じる場合はたばこが関係しているかもしれません。
また、「たばこの匂いが髪について取れない…」「たばこに火をつけようとしたら髪が燃えた」など、たばこで不快な経験や危ない思いをしたことがある人もいるのではないでしょうか。
この記事では、たばこが髪にもたらす悪影響と理由、対処法などを詳しく紹介します。
たばこが髪にもたらす悪影響と理由
はじめに、たばこが髪の毛にもたらす悪影響やその理由をチェックしてみましょう。
髪がたばこ臭くなる
たばこが髪にもたらす悪影響のひとつ目は、たばこ臭くなることです。
髪がたばこ臭くなるのは、ニオイ物質が髪の毛の間を浮遊していたり、キューティクルが傷んで穴が空いているところに吸着したりするから。
髪の毛が生乾きの状態だと、さらにたばこのニオイはつきやすくなります。
髪が燃える
たばこは不注意による火のトラブルが起きやすいです。ライターやガスコンロでたばこに火をつけようとして髪が燃えるケースは少なくありません。
水分が少なく空気を含んでいる髪は燃えやすく、熱を加えると主成分のタンパク質が変性してチリチリと縮れた状態になります。
特に、ヘアオイルやヘアスプレーをつけた髪に火が触れると、燃え広がって大惨事になる恐れがあるので注意が必要です。
髪がパサパサになる
たばこは髪がパサパサになる原因にもなります。
たばこを吸うと髪がパサパサになる理由は、
- 血管を収縮させて血行不良を招き、毛根に酸素と栄養が行き届きにくくなるから
- 健康な髪を保つために必要なたんぱく質やビタミンが多く消費されるから
- 肝臓に負担がかかり、肝臓で行われている髪に必要な栄養素の変換・合成ができなくなるから
などがあります。
髪が細くなる、抜ける、薄くなる
たばこは髪が細くなる、抜ける、薄くなるなどの悪影響をもたらす原因にもなります。
たばこを吸うと薄毛や抜け毛を引き起こす理由は、
- ニコチンや一酸化炭素が頭皮の血行不良を招き、頭皮や毛根に必要な酸素や栄養が届きにくくなるから
- たばこは脱毛ホルモンとも呼ばれるDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンを増やすといわれており、AGA(男性型脱毛症)の発症につながる可能性があるから
- たばこは毛母細胞の老化を促す活性酸素を増加させるから
などがあります。
ちなみに、紙巻きタバコだけでなく、加熱式タバコにも血流を悪くするニコチンは含まれています。
たばこのニオイを消す方法
たばこのニオイが髪についたときは、次の4つの方法を試してみましょう。
髪をとかす
髪にたばこのニオイがついたときは、ブラシで髪をとかすと消える場合があります。
特に髪のダメージが少ない人は、ニオイ物質がキューティクルの中に入り込まずに髪の毛の間で漂っている可能性が高いです。
ニオイのない場所で髪の毛全体を丁寧にといて、きれいな空気を取り入れてみましょう。
ウェットティッシュでポンポン
髪に吸着したタバコ臭は、水洗いで落とすことができます。
外出中は髪を洗うのは難しいため、ウェットティッシュでポンポンとやさしく叩くように拭き取ってみましょう。
ウェットティッシュがない場合は、濡らしたハンカチやタオル、ティッシュでもOKです。
ただし、濡らしたまま放置するとまたニオイがついてしまう可能性があるので、拭き取ったあとはしっかりと乾かしましょう。
消臭スプレーをかける
髪からたばこ臭が消えないときは、消臭スプレーを使うのも効果的です。
たばこ臭をカットする香料を配合したヘアフレグランスもあるので、出かける前やニオイが気になったときに使用してみましょう。
ドライヤーの風でニオイを飛ばす
髪についているたばこのニオイを消したいときは、ドライヤーの風を温風→冷風で当ててニオイを飛ばす方法もあります。
髪の根元から全体にしっかりと風を当てると、ニオイが軽減しやすいです。
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髪が燃えたときの対処法
たばこで髪が燃えたときに、おすすめの対処法を2つ紹介します。
ヘアケアをする
髪の毛を燃やしてしまった際、少し縮れた程度でそれほど目立たないなら、トリートメントでヘアケアをしましょう。
燃えた部分は元に戻りませんが、トリートメントをすることでツヤ感を与えられます。
縮れた部分をカットする
燃えたところが目立っている状態なら、縮れた部分をカットするしかありません。
一部分だけカットすると不自然になる場合は、全体的にカットしてきれいに整えるのがおすすめです。
美容師さんにお願いして、バランスよく整えてもらいましょう。
髪がパサパサになるのを防ぐ方法
髪がパサパサになるのを防ぎたいときに、おすすめの方法を2つ紹介します。
アミノ酸配合のシャンプーを使う
アミノ酸配合シャンプーは頭皮や髪にやさしく、保湿力が高いという特徴があります。
低刺激で髪に必要な油分を残すため、髪のパサつきを防ぐことができます。
しっとりした髪に仕上げるなら、「ココイルグルタミン酸Na」「ラウロイルグルタミン酸Na」などを配合したグルタミン系アミノ酸シャンプーがおすすめです。
美容院でヘッドスパやトリートメントを受ける
ヘッドスパには頭皮の毛穴に詰まった汚れを除去し、血流を良くして髪に栄養を届きやすくする効果が期待できます。
美容院のトリートメントは市販の商品よりも効果が高い補修成分が配合されていることが多く、髪の状態に合わせて処方してもらえます。
そのため、ホームケアで効果が実感できないときは、美容院でヘッドスパやトリートメントを受けてみましょう。
抜け毛・薄毛を防ぐ方法
抜け毛や薄毛を防ぐために、おすすめの対策方法を3つ紹介します。
タバコを吸わない!
たばこの有害物質は頭皮や髪にダメージを与えるため、抜け毛や薄毛が気になるなら喫煙をやめましょう。
髪や頭皮のケアをしても、たばこを吸い続けることで有害物質の悪影響を受けてしまいます。
たばこをやめた上でケアをすれば、育毛環境が整いやすくなるでしょう。
飲酒を控える
たばこだけでなくお酒を飲む量が多い人も注意が必要です。
飲酒をすると、体内でアルコールを分解するときに髪に必要なアミノ酸が使われます。飲酒量が多いと、その分たくさんのアミノ酸が消費されるため、髪に十分な量が行きわたらなくなるのです。
また、過剰な飲酒は胃腸の機能を低下させるため、ビタミンAやビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEなど髪の健康を保つのに必要な栄養が吸収されにくくなってしまいます。
多量のアルコール摂取によって薄毛の原因となる男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」が増えるともいわれているため、飲酒は控えめにしましょう。
薄毛治療を受ける
抜け毛や薄毛の原因は、たばこ・飲酒などの生活習慣やストレス、遺伝、ホルモンバランスの乱れ、頭皮環境の悪化などさまざまです。
男性・女性によって原因が違うこともあり、複合的に影響を受けている場合もあります。
抜け毛や薄毛対策には、自分に合ったケアをすることが大切です。
抜け毛や薄毛の進行を抑えて改善を望むなら、専門医による薄毛治療を受けることをおすすめします。
髪が薄くなるのが心配ならドクタースティックに乗り換え!
髪を守るならタバコをやめるのが1番!
髪を守りたいなら、たばこによる悪影響を避けるために喫煙をやめるのが1番です。
たばこが髪のダメージや抜け毛、薄毛を引き起こしている原因となっている場合、喫煙習慣をやめることで髪質が改善する可能性があります。
また、たばこは多くの化学物質を含有し、発がん性物質を含むタールやニコチン、一酸化炭素などの有害物質はがんリスクを高めます。
さらに、心臓、血管などの循環器系疾患、肺・気管支など呼吸器系疾患、脳卒中、糖尿病など、さまざまな病気の原因にもなるのです。
副流煙の受動喫煙によって周囲の人に健康被害をもたらすリスクもあるため、厚生労働省は受動喫煙防止対策として「改正健康増進法」という法律を成立させました。
各自治体による受動喫煙防止条例も制定され、施設によって屋内原則禁煙(喫煙に対応するなら喫煙専用室など喫煙所の設置が必要・標識提示必須)などを義務付けています。
髪だけでなく自身の健康を守るため、受動喫煙対策のためにも、禁煙をおすすめします。
ちなみに、令和元年の喫煙率は男性が27.1%、女性が7.6%です。
男性は平成元年(55.3%)に比べて半減しています。
この「改正健康増進法」をきっかけに、喫煙場所が減り、喫煙室をわざわざ探すのも煩わしくなって、禁煙を目指す人はますます増えるでしょう。
参考:最新たばこ情報|統計情報|成人喫煙率(厚生労働省国民健康・栄養調査)
2021年10月1日にタバコ製品がさらに値上がりします。
関連記事:2021年10月増税でタバコ値上げ!JTの173銘柄+加熱式タバコも
やめるとストレスは増える?
たばこをやめると髪や健康を守ることにつながりますが、禁煙がストレスになってしまうことも少なくありません。
ストレスから抜け毛が増える可能性もあるため、どうしてもやめられない場合は無理のない範囲で喫煙を控えるようにしてみましょう。
髪を守れるタバコならドクタースティック
出典:ドクタースティック
髪は守りたい、でもタバコは吸いたいという方には、タバコ葉を使用しない電子タバコ、中でも「ドクタースティック」がおすすめです。
ニコチン・一酸化炭素なし!
電子タバコ「ドクタースティック」は、紙タバコや加熱式タバコのようにタバコ葉を使用していません。
そのため、ニコチン・一酸化炭素といった有害物質が発生しません。
したがって、髪の健康を守れます。
タバコ臭もなし!
タバコ葉を使用しないので、タバコ独特のニオイも発生しません。
髪や服、部屋の壁にニオイがしみつくこともなく、周りの人に迷惑をかけることもありません。
ドクタースティックのリキッドは「ストロングメンソール」「ストロングシガー」「ブルーメンソール」「ビターコーヒー」の4種類です。
どれも日本人好みの味わい・匂いで、嫌なニオイもしません。
いきなり禁煙せずにドクタースティックと併用がおすすめ
無理にタバコを断ち切ってしまうと、ニコチン不足になってストレスが溜まり、結局また吸うようになってしまう可能性が高いです。
そのため、いきなり禁煙するのではなく、ドクタースティックと併用しながら徐々にタバコの数を減らしていくようにするのがおすすめです。
臨床試験でドクタースティックを12週間継続して使用すると77%喫煙本数が減少したという結果も出ています。
※n=16名、調査期間2020/11~2021/1の12週間
髪のためにも、ドクタースティックを生活習慣に取り入れませんか?
まとめ
タバコが髪の毛だけではなく、身体のどこかしらに悪影響を与えることは明白です。
自分だけではなく周りの人にも迷惑がかかるので、後々後悔しないためにも禁煙にチャレンジしませんか?
まずはドクタースティックを併用しながら、無理せず少しずつはじめてみましょう。