タバコを吸っているとどうしてもニオイは気になるもの。なるべく臭くないタバコが欲しいけれど見つからず、結局は今まで通りに同じタバコを吸っている人も多いでしょう。タバコのニオイはときおり、周りの人に不快がられてしまいます。ニオイを抑えた臭くないタバコと銘打っている紙巻きタバコや加熱式タバコもありますが、実際に吸ってみるとタバコ臭がすることも。この記事ではニオイの少ないタバコを吸いたい人のために紙巻き・加熱式・電子タバコのニオイ事情について詳しく解説します。
臭くないタバコは厳密には存在しない理由
臭くないタバコは厳密な意味では存在しません。タバコは刺激を求めて吸いたいと思っている人が多いと思いますが、この刺激の元はタバコから放出されるさまざまな種類の物質です。この、物質の中にはもちろん臭い成分も含まれています。つまり臭い成分が完全に除去されなければ、タバコからニオイをなくすことにはなりません。人の嗅覚は優れていて、微量の物質でも敏感に感じ取れます。そのため、臭い成分をうまく除去したとしてもニオイを抑えるだけで、ニオイゼロにするのは困難です。
紙巻きタバコも加熱式タバコもタバコ臭がするから
紙巻きタバコも加熱式タバコも通常はタバコの葉を使用しています。紙巻きタバコの場合にはタバコの燃焼、加熱式タバコの場合にはタバコに対して加熱によって発生する無数の化学物質が混ざったものが煙と一緒に出てきます。独特のタバコ臭はアンモニアや硫黄酸化物、アルデヒドなどの多岐にわたる成分が原因です。燃焼と加熱によってニオイの成分組成には違いがありますが、加熱式タバコであっても独特のタバコ臭がしてしまいます。
出典：日本消臭抗菌予防株式会社
不快に感じる成分がタバコの燃焼・加熱で発生するから
タバコ臭がしたとしても不快にならないくらいのニオイなら良いと思うかもしれません。しかし、タバコの煙の中には人が本能的に不快に感じる成分が含まれているので、ニオイに慣れない限りは不快に感じます。アンモニアやアルデヒドは、タバコの燃焼によって発生する臭気の強い化学物質の典型例です。嫌煙という言葉もあるように、タバコ臭に含まれているニオイを毛嫌いしていて敏感に感じ取る人がたくさんいます。タバコの燃焼や加熱をする限りは、人に不快感を与えてしまう煙が出ることを避けられません。
ニオイに対する感性や印象は人によって違うから
タバコ好きにとってそもそもタバコは臭くないでしょう。臭くないタバコが厳密には存在しないのは、ニオイに対する感性や印象は人によって違うからです。喫煙者だけでなく、本人がタバコを吸っていなくても、家族が吸っていて慣れている人はあまり気にしないでしょう。しかし、嫌煙家の場合にはわずかなタバコ臭でも嫌がります。ニオイの感じ方が人によって違うので、自分は臭くないタバコだと思っていても、他の人にとっては苦手なタバコの可能性もあります。周囲の目を気にして臭くないタバコを探している人は特に注意が必要なポイントです。
紙巻き・加熱式タバコでもニオイの少ないタバコはある
紙巻きタバコや加熱式タバコにも臭くないと言われるタバコはあります。紙巻きタバコではタバコ臭を他のフレーバーで隠したり、煙を少なくしたりしている製品があります。
ニオイの少ない紙巻きタバコ銘柄
紙巻きタバコの中にはニオイが少ない工夫をした銘柄があります。JT（日本たばこ）のLSSあるいは低臭気タバコと呼ばれているブランドが有名です。厳密にはタバコ臭がしますが、周囲への影響を和らげられるニオイを抑えたタバコなのは確かです。ここではニオイの少ない紙巻きタバコの人気銘柄を紹介します。
※LSS（Less Smoke Smell）：タバコの気になるにおいを低減させた商品の総称
ピアニッシモ・ペティル・メンソール
出典：https://www.tabako-sakuranbo.co.jp/goods/goods-1446.php
タール：1mg
ニコチン：0.1mg
20本入定価570円
※2023年5月時
ピアニッシモはJTが販売しているLSS（※ピアニッシモに使用している低臭気機能D-spec（ディースペック）の名称のこと）の紙巻きタバコです。ピアニッシモ・ペティル・メンソールは、ほんのりピーチの香りと刺激の少ないメンソール感を味わえるフレーバー。清涼感を重視した煙の少ないタバコで、ニオイがあまり気にならないように作られた低臭気タバコです。女性から人気のある銘柄で、ニコチンやタールが少なめのタバコです。
バージニア・エス・ロゼ・メンソール
出典：https://www.tabako-sakuranbo.co.jp/goods/goods-3141.php
タール：1mg
ニコチン：0.1mg
20本入定価570円
※2023年5月時
バージニア・エスは女性向きに開発されたスリムなメンソール系の紙巻きタバコ。
とくに、バージニア・エス・ロゼ・メンソールはフィリップモリスが手掛けるニオイの少ないタバコであり、1mgなのにメンソール感も吸い心地もしっかりとしています。ほんのりローズの香りを楽しめるのでフレーバー感を味わいたい人におすすめです。可愛いパッケージデザインになっているので、若い女性から人気があります。
メビウス・ゴールド・ワン・100’s
出典：https://tabaco-ex.ocnk.net/
タール：1mg
ニコチン：0.1mg
20本入定価580円
※2023年5月時
メビウス・ゴールドはJTのLSSとしてタバコ臭を抑える独自の技術を使用しつつ、吸い応えを重視して開発された製品です。メビウス・ゴールド・ワン・100’sはまろやかで濃ゆい味わいで人気があります。
ニオイの少ない加熱式タバコ
加熱式タバコはタバコ葉を燃やさず加熱することで、紙巻きタバコよりもタバコ臭が少ないのが特徴です。とはいえ、加熱式タバコも喫煙時にはタバコ臭が発生します。タバコ葉を使用しているにもかかわらず、タバコのニオイをうまく抑えている加熱式タバコもあります。ここでは加熱式タバコでニオイがあまり気にならない銘柄を紹介します。
メビウス・ゴールド・レッド・ミント(Ploom TECH+ with)
出典：https://www.tabako-sakuranbo.co.jp/goods/goods-1778.php
5個入定価580円
※2023年5月時
Ploom TECH+ withはJTが販売している加熱式タバコで、加熱温度が40度の低温加熱式タバコという独自の設計をしています。タバコを加熱し過ぎないので余計な不快成分が出にくいのが特徴です。Ploom TECH+ withのフレーバーの中でも、ほどよいメンソール感なのがメビウス・ゴールド・レッド・ミント。リンゴの風味とタバコ臭の少なさに定評があり、甘い香りを楽しみたい人からよく選ばれています。
タバコ臭が気になるなら電子タバコもひとつの手
ニオイが気になるなら電子タバコがおすすめです。電子タバコはフレーバーの入ったPODカートリッジを装着してフレーバーの刺激を楽しめる喫煙アイテムです。タバコ葉を使用していないのでタバコ臭が気になる人も電子タバコなら問題ないでしょう。電子タバコがおすすめな理由は以下のようなメリットもあるからです。
好きなフレーバーを楽しめる
電子タバコはフレーバーのラインナップが豊富なので、好きなフレーバーを楽しめます。メンソールは人気がありますが、フルーツ系などの好みに合うフレーバーを自由に選んで吸うこともできます。
メンソールによる喉の刺激も得られる
電子タバコの多くにはメンソール味が用意されていて、タバコのような喉への刺激も得られるのが魅力です。メンソールの量も選べるので、ガツンとした刺激が欲しい人も、軽い刺激でリラックスしたい人も満足でしょう。
ニオイが衣服などに付着しにくいフレーバーが多い
臭くないタバコが求められている理由として、タバコ臭は衣服に付着しやすいことも挙げられます。電子タバコから発生するのは煙ではなくリキッドを加熱した水蒸気です。揮発性が高く衣服への吸着が少ないものが用いられているため、吸った後にニオイがずっと残ることがないのも魅力です。
ニコチン・タールフリーで体に害がない
タバコの葉を使用しているタバコと違って、電子タバコはニコチン・タールフリーです。体への害が不安な人も電子タバコなら安心して喫煙できます。日本の電子タバコはニコチンが含まれていない製品しか販売されていないので、国内で買えばどれもニコチンによる体への影響をなくせます。
自分と周囲に合わせた吸い方ができる
電子タバコはタバコ臭がしないため、自分の好みと周囲の目に合わせて自由な吸い方ができます。タバコ臭は嫌いでも電子タバコの香りは気にならないという人も増えてきています。吸いたいと思ったときにも周囲に電子タバコだと伝えられるので、タバコのニオイが苦手な人でも「電子タバコなら隣で吸ってもいいよ」と言ってくれる可能性があるでしょう。電子タバコなら周囲のことも配慮して吸いやすいのがメリットです。
電子タバコを選ぶときの注意点
電子タバコはタバコ臭が気になる人にとってメリットが多いのは確かです。ただ、タバコを吸っている人が電子タバコに乗り換えるときには注意点があります。以下のポイントをチェックして心地よく電子タバコデビューしましょう。
満足のフレーバーを選べる本体を選ぶ
タバコ臭がしなくなったとしても満足できなければ意味がありません。電子タバコは同じ本体デバイスで吸えるフレーバーの種類が限られています。本体にPODカートリッジなどを取り付けて吸う仕組みなので、カートリッジが合わない機種では使用できません。一般的に本体とフレーバーのメーカーは同じなので、満足のいくフレーバーを選べる本体デバイスを最初に見つけ出すことが大切です。紙巻きタバコよりも臭くないタバコを探したいという場合には、フレーバー系のタバコに近いものから、メンソールやミント、フルーツ系などのさまざまな種類を選ぶと良いでしょう。フレーバーには好き嫌いがあるので、電子タバコを選ぶときにはラインナップを確認するのが大切です。
電子タバコのメリットを理解して最大化する
電子タバコは紙巻きタバコや加熱式タバコとは違う新しい嗜好品です。メリットを理解して最大化できるように付き合っていくのがおすすめです。電子タバコはニコチンフリー・タールフリーで、臭くないタバコとして吸える魅力があります。さらに、タバコに追い求めていたストレス解消やリラックスという観点でも使えるアイテムです。電子タバコはタバコのニオイの悩みを無くせるだけではありません。ニコチン・タールによる体への害がなくなるメリットがあります。タバコに比べると1回の喫煙にかかる費用も安い場合がほとんどです。コストパフォーマンスの高いものを選んで、電子タバコを楽しんでいくと嗜好品として有効活用できます。
タバコ臭のしない4つの人気フレーバーがある電子タバコ「ドクタースティックタイプエックス」
出典：ドクタースティック
タバコの葉を使用する以上は、いわゆるタバコ臭によるニオイは避けられません。ニオイが少ない紙巻きタバコ・加熱式タバコも登場して人気も出てきていますが、あくまでもタバコでありニオイはあるので注意しましょう。自分も周囲も納得する臭くないタバコを探し求めているなら、いい香りがする逸品を選ぶことが大切です。
タバコ臭がしない喫煙アイテムなら、タバコ葉を使用しない電子タバコの「ドクタースティックタイプエックス」を試してみるのもひとつの方法です。
「ドクタースティックタイプエックス」の4種類のフレーバーは、本格的な味が好きな方におすすめのストロングシガー。メンソールの爽快感と刺激にこだわりたい人のためのストロングメンソール。フルーティーで甘さを感じたい人にうってつけなブルーメンソール。コーヒー好きに最適なビターコーヒーのラインナップです。種類が豊富なので納得のいくフレーバーを見つけられるでしょう。
まとめ
タバコは刺激と香りを楽しむ嗜好品なので、臭くないタバコは厳密には存在しません。タバコの燃焼や加熱による不快感のあるニオイは、紙巻きタバコや加熱式タバコでは減らすことはできても完全になくすことは困難です。電子タバコはタバコ葉を使わずに、本格的な味わいが実現できる新しい嗜好品です。ニコチン・タールフリーでフレーバーの種類も多く、納得の吸い心地を実現している電子タバコもたくさんあります。臭くないタバコを求めているのなら、電子タバコも選択肢のひとつです。ドクタースティックタイプエックスは4つの人気フレーバーから自由に選べるおすすめの電子タバコです。