タバコにはさまざまな吸い方がありますが、自他ともに認めるヘビースモーカーでも意外と吸い方を意識したことがないという人は少なくありません。
タバコを心ゆくまで味わいたいなら、クールスモーキングを試してみましょう。
クールスモーキングは1本のタバコをじっくりと丁寧に味わう吸い方で、少ない本数で満足できるようになり、タバコの値上がりに頭を悩ませている愛煙家にもおすすめです。
今回の記事では、クールスモーキングのやり方について解説します。あわせておすすめの銘柄も紹介していますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
クールスモーキングとは
喫煙時はタバコに火を付けたら思い切り吸い込む、いわゆる肺喫煙をしている方が多いのではないでしょうか。
肺に煙を入れるとニコチンが吸収されるので満足感を得やすくなりますが、一気に吸い込むことでタバコの燃焼温度が上がり、タバコ葉が持つ味や香りは飛んでしまいます。代わりにえぐみや辛みが出てくるため、タバコ本来の味を楽しむことは難しくなります。
また、温度が上がることでタバコ1本をあっという間に吸い切ってしまうため、自然と本数も増えていきます。
クールスモーキングはタバコをゆっくり吸うことで温度の上昇を防ぎ、タバコ葉ならではの味わいをしっかり楽しむことができるようになります。
クールは英語のcoolで、熱のない・涼しいという意味です。燃焼温度を抑える吸い方のため、クールスモーキングと呼ばれているわけです。
クールスモーキングのメリット
時間をかけてゆっくりとタバコを楽しむクールスモーキングには、肺喫煙にはない、さまざまな特徴があります。まずは、クールスモーキングのメリットについて見てみましょう。
煙が少ない
クールスモーキングは燃焼温度を低く抑えられるため、煙の量は少なくなります。
モクモクと白い煙を吐き出すヘビースモーカーは、文字通り周囲から煙たがられることもあるでしょう。煙が少ないクールスモーキングなら他人に迷惑をかけることもなく、スマートに喫煙を楽しめます。
タバコ本来の風味を味わえる
クールスモーキング最大のメリットといえば、やはりタバコ本来の風味を味わえることです。
ストレス発散や口寂しさから何となくタバコを吸っていると、タバコの味を楽しむ余裕はないかもしれません。しかし、タバコは嗜好品です。せっかくの味や香りを楽しまない手はありません。むしろクールスモーキングは味や香りを楽しむためにあるといっても、過言ではないでしょう。
本当にタバコを味わいたいのであれば、クールスモーキングは最適な吸い方と言えます。
クールスモーキングのやり方
これまでなんとなくタバコを吸っていたなら、この機会にクールスモーキングをマスターし、タバコの新たな楽しみ方を開拓しましょう。
ここでは、クールスモーキングのやり方について解説します。
時間をかけて吸う
クールスモーキングで大切なのは、ゆっくりと時間をかけて吸うことです。
肺喫煙に慣れていると、つい思い切り吸い込んでしまいがちですが、タバコを浅めにくわえてゆっくり吸うよう心がけましょう。
ゆっくり吸う場合に注意すべきは呼吸です。口でゆっくりタバコを吸っている間は、自然と鼻で息をすることになります。鼻で息をする際、鼻に煙が行ってしまうと痛みを感じることもあります。
最初のうちは熱いドリンクを飲む要領で、少しずつすするように小さく連続して吸うのがおすすめです。タバコの火を目安にするとわかりやすいでしょう。燃焼する火が赤く見えたら吸うのをやめ、火が落ち着いたら再び吸うようにすれば、温度が高くなり過ぎるのを防ぐことができます。
煙を肺に入れない口腔喫煙
クールスモーキングの基本は、煙を肺に入れない口腔喫煙です。
ストローでジュースを飲む感じをイメージするとわかりやすいでしょう。
ジュースを吸う時に肺まで吸い込むことはありません。自然とセーブが働くはずです。それと同じイメージで、タバコの煙も口の中に留めましょう。
口の中の煙をゆっくりと吐き出す
クールスモーキングの醍醐味は、吸い込んだ煙を吐き出す際に訪れます。
タバコ本来の味わいを舌で楽しみながら、口の中の煙をゆっくりと吐き出していきましょう。甘味を感じることができれば成功です。
空気も一緒に吐き出すようにすれば、煙の量を少なくできます。
クールスモーキングにおすすめのタバコ銘柄
吸い方が違えばタバコの味も変わってきます。
クールスモーキングは低タールのタバコではあまり味が感じられないため、タール値10mg以上のものを選びましょう。もっとも喫煙初心者やクールスモーキングを習得できていない場合、めまいや頭痛が起きることもあります。いわゆる「ヤニクラ」と呼ばれる現象です。自分に合った銘柄で少しずつならしていくようにしましょう。
ここでは、クールスモーキングにおすすめのタバコ銘柄を紹介します。
セブンスター
出典:https://sevenstars.clubjt.jp/
クールスモーキングで楽しむ人が多いのが「セブンスター」です。
いわずとしれた国産タバコを代表する銘柄の一つで、2022年8月にセブンスター10ボックスがリニューアル、国産の黄色種の配合率がアップしたことでも話題になりました。
ソフトタイプでもボックスタイプでも、どちらでもクールスモーキングにおすすめです。
アメスピ(アメリカンスピリット)
”アメスピ”の愛称で親しまれている「アメリカンスピリット」。香料や保存料といった化学薬品を使用していない無添加タバコで、タバコ葉本来の味を楽しめる銘柄だけに、クールスモーキングにぴったりです。
燃焼促進剤も配合されていないため、火をつけにくい反面、燃焼温度を抑えたいクールスモーキングには好都合といえるでしょう。
ハイライト
出典:https://cigarette-family.clubjt.jp/
1960年に発売されて以来、長らく愛されてきたロングセラー「ハイライト」。ラム酒フレーバーが醸し出す洋酒のような馥郁たる香りは今なお多くのファンを魅了し続けています。オリジナルはタール17mg、ニコチン1.4mgと重めで、こちらもクールスモーキングにおすすめの銘柄です。
エコーシガー
出典:https://cigarette-family.clubjt.jp/
1968年に紙巻きタバコとして登場した「エコー」が2019年に販売終了、同年にブランドを引き継いで発売されたのがリトルシガー(葉巻の一種)の「エコーシガー」です。
かつてタバコ葉は等級で分けられ、三級品に分類されていたエコーは税率も低く、安価で販売されていました。税制改正を受けて葉巻として生まれ変わったエコーシガーですが、その濃い味わいと香ばしさはクールスモーキングにぴったりです。
クールスモーキングは電子タバコでもできるのか?
1本のタバコをゆっくりと味わい尽くすクールスモーキングですが、紙巻きタバコや葉巻に留まらず、電子タバコでも楽しむことができます。
やり方は紙巻きタバコと同じで、タバコの煙の代わりに水蒸気を口腔内に留めて、そのフレーバーを味わいます。十分に堪能した後はゆっくりと吐き出していきましょう。
電子タバコは火を使わない分、高温になり過ぎることもないため、紙巻きタバコよりもクールスモーキングに向いています。
電子タバコならドクタースティックタイプエックスがおすすめ
肺喫煙で思い切りタバコの煙を吸い込むと、ニコチンの摂取量はどうしても多くなってしまいます。そのため、健康的な理由からクールスモーキングを選択する愛煙家もいます。
ニコチンが気になるなら、電子タバコがおすすめです。
ドクタースティックタイプエックスならニコチンフリーで、タバコの臭いとも無縁です。
煙を燻(くゆ)らせるひとときは最高のリラックスタイムです。
ドクタースティックタイプエックスでクールスモーキングを楽しみましょう。
ニコチンフリーなのに喉にガツンとくる吸いごたえ
タバコの醍醐味はその味わいにあります。
いくら体のためとはいえ、好みの吸い心地でなければリフレッシュできませんので、味にもこだわりたいところです。
ドクタースティックタイプエックスはニコチンフリーながら、喉にガツンとくる吸いごたえが楽しめます。
日本の香料メーカーと共同開発したオリジナルフレーバーは日本人好みの味となっています。なかでもタバコ特有の味と香りを体感できる「ストロングシガー」は喫煙者に高い人気を誇ります。
また「ストロングメンソール」ではメンソールタバコの愛用者も唸らせる納得の刺激が堪能できます。
まとめ
1本のタバコをゆっくりと時間をかけて味わうクールスモーキングは、タバコをより美味しくしてくれる吸い方です。
正しいやり方をマスターできれば、普段愛用している銘柄もこれまで以上に深い味を楽しめるようになるため、挑戦してみてはいかがでしょうか。
肺いっぱいにニコチンを吸い込む肺喫煙では、どうしても健康面が心配になってしまいます。特にニコチン中毒は依存性が高いことで知られています。
健康を考えれば禁煙するのが一番ですが、まずはニコチンを肺に吸い込まず、口腔内で楽しむクールスモーキングを試してみましょう。
また、ニコチンフリーのドクタースティックタイプエックスもおすすめです。
紫煙を燻らせる楽しみは、喫煙者ならではの手放せないひとときと感じている愛煙家も多いことでしょうが、ニコチン抜きでタバコと変わらない刺激を得られるなら、それに越したことはありません。
ドクタースティックタイプエックスなら、ダンディーな男性にもスタイリッシュな女性にもおすすめです。まずはスターターキットを試してみましょう。