喫煙時には煙が発生するため、周囲の人に配慮が必要となります。
副流煙(点火部分から出る煙)を気にして、噛みタバコや嗅ぎタバコなど無煙タバコの使用を考えている人も多いのではないでしょうか。
無煙タバコは煙が発生せず周りへ迷惑をかけずにニコチンを摂取できるタバコです。
無煙タバコは口に含むだけで手軽に利用できるため、タバコの吸えない時の代用品として持ち歩く喫煙者もいます。
しかし、無煙タバコは口に含むため「やばいのでは?」「安全なの?」と気になる人もいるでしょう。
この記事では無煙タバコに分類される「噛みタバコ」と「嗅ぎタバコ」の2種類の違いや、無煙タバコのリスクについて解説していきます。
「噛みタバコ」とは
噛みタバコとはタバコの葉に石灰や香料、甘味料などを加えたものを口の中に含み、ガムのように噛んで使用するタバコです。
紙巻きタバコのように火をつけることがないので、煙や灰が発生しません。
口に含んで楽しむ
噛みタバコは口に入れて噛んだり、上唇と歯の間に挟んだりして葉タバコの風味や甘味料の味などを楽しむ嗜好品です。
噛んだとき出てきた唾液には大量のニコチンが含まれているので、飲み込まずに吐き出すようにしましょう。
メジャーリーガーによって普及した
アメリカで噛みタバコが普及したのは、メジャーリーガーが使い始めたのがきっかけです。
野球の試合中は砂埃が舞い上がって口の中に砂利が入ることがあり、噛むことで唾液が出やすくなる噛みタバコは、メジャーリーガーに広く受け入れられました。
一般層にも噛みタバコが普及したのは、紙巻きタバコの健康への害が広く知られるようになったタイミングで、タバコ会社がメジャリーガーを使って「嚙みタバコは健康被害が少ない」とPRしたことが大きな要因です。
「嗅ぎタバコ」とは
嗅ぎタバコはタバコ葉を細かく砕いて、鼻腔内に吸い込むことで摂取する無煙タバコの一種です。
使い方はパウダー状のタバコ葉が入った小袋を口に含み、上唇と歯茎の間に挟むだけとなっています。
噛みタバコと同様に煙が出ないため、周囲の人に迷惑をかけず場所を選ばずに楽しめるタバコです。
噛みタバコと嗅ぎタバコの違い
噛みタバコ |
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嗅ぎタバコ |
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噛みタバコと嗅ぎタバコの違いは、「噛むこと」と「唾を吐くこと」の2つの違いがあります。
噛みタバコはガムのように噛むことでニコチンを出し、唾を吐いてニコチンを取り過ぎないようにします。
一方で嗅ぎタバコは唇と歯茎の間に挟んで放置するだけです。
嗅ぎタバコの場合、唾液によって小袋からニコチンが染み出したものを飲み込むことで胃にニコチンを吸収する仕組みとなっています。
話題の「スヌース」は嗅ぎタバコ
JT(日本たばこ)より販売されている無煙タバコの「スヌース」は嗅ぎタバコです。
タバコ葉が入った小袋は「パウチ」や「ポーション」と呼ばれ、手のひらサイズのケースに詰められています。
風味の種類が多く、爽快感のあるミントや甘い香りのバニラ、抹茶や梅といったいろいろなフレーバーを楽しめることで注目を集めています。
煙が全く発生しないので、とくに「長時間にわたる飛行機や新幹線での移動時にニコチンを摂取したい」という喫煙者の間で注目を集めています。
噛みタバコ・嗅ぎタバコがやばいと言われる理由
噛みタバコ・嗅ぎタバコがやばいとネット上で噂されることがありますが、一体どのような点でやばいといわれているのでしょうか。
ここでは無煙タバコがやばいといわれる原因である、リスクについて詳しく解説していきます。
【1】発がんリスクがある
喉や胃に関係する部位の発がんリスクを高める点が、噛みタバコ・嗅ぎタバコがやばいといわれる理由です。
噛みタバコ・嗅ぎタバコには紙巻きタバコと同様に、発がん性物質が含まれています。
スウェーデンで行われた研究により、噛みタバコ・嗅ぎタバコの使用は胃がん、食道がんのリスクを上げることが明らかとなっています。
その他にも口腔がんやすい臓がんの原因になるともいわれており、無煙タバコは健康に影響するため体のことを考えている人にはおすすめできません。
出典:https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-22-t177-1.pdf
【2】中毒性が高い
噛みタバコ・嗅ぎタバコがやばいといわれるのは、ニコチンを含んでいるため、中毒性がありニコチン依存症を引き起こすからです。
また、紙巻きタバコと比べると無煙タバコは1回の摂取時間が長いことから血中ニコチン濃度が高く保たれます。
無煙たばこは口腔粘膜や鼻腔粘膜からのニコチンを摂取するため吸収速度が高く、紙巻きタバコよりも依存性が高いので注意が必要です。
出典:https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/pdf22/siryo177-5-3.pdf
【3】喫煙習慣のリスクを高める
無煙タバコをきっかけに喫煙習慣がついてしまうことも、気をつけなくてはなりません。
ニコチンの中毒性から紙巻きタバコへの興味が湧き、紙巻きタバコを吸い始めて喫煙者となる可能性があるのです。
実際にスヌースだけを使用していた人の内、20%が常習的喫煙者になっているというデータもあります。
出典:https://newsphere.jp/national/20221118-2/3/
【4】子供が誤飲しやすい
無煙タバコは子供でも口にできるほどサイズが小さいため、子供が誤飲する可能性があります。
無煙タバコは口に含んで使用するため、子供が口に入れた場合にニコチンなどの有害成分を急速に摂取する危険性があるのです。
万が一ニコチン中毒になってしまうと気持ち悪くなる、吐き気がするといった症状が現れ、重症の場合はけいれんや呼吸停止を引き起こすため、取り扱いには注意が必要です。
EU欧州連合加盟国(スウェーデン以外)では販売が禁止
健康にデリケートな体制のEUの中で無煙タバコの販売が制限されているのも、やばいといわれる理由のひとつでしょう。
EU欧州連合加盟国では公衆の健康に脅威であるとして、スウェーデン以外において無煙タバコの販売が禁止されています。
全てのEU加盟国はタバコに厳しく、公共施設や飲食店の中での喫煙は禁止(喫煙スペースであれば喫煙可能)となっているのです。
また、EU(スウェーデン以外)では市民の喫煙率を下げるためタバコに香料を付けて販売してはいけないとされるなど、喫煙に対して非常に厳しい地域となっています。
リスクを下げたいなら【ドクタースティックタイプエックス】!
出典:ドクタースティック
日本では望まない受動喫煙をなくすために、喫煙する場所は限られるようになってきています。
無煙タバコは煙が発生しないため、場所を選ばず周囲に迷惑をかけることなくタバコタイムを楽しめる嗜好品です。
しかし、無煙タバコは健康被害のリスクがあるため長期的な使用は考えものです。
体に害がなく喫煙体験をしたいのであれば電子タバコの「ドクタースティックタイプエックス」がおすすめです。
電子タバコの「ドクタースティックタイプエックス」は無煙タバコとは違い、ニコチンが含まれていません。
さらに、リキッド(液体)を加熱して蒸気を発生させるため、嫌な臭いが出ず体に害がないのが特徴です。
見た目は紙巻きタバコと同じように煙が発生するため、人の集まる場では喫煙マナーを守る必要がありますが、有害成分が入っていない電子タバコなので周囲に迷惑なく気軽に吸うことができます。※各施設のルールとマナーを守ってご利用ください
「ドクタースティックタイプエックス」のフレーバーは全部で4種類あり、好みに合わせて選ぶことが可能です。
フレーバー | 特徴 |
ストロングシガー | 本格的な深みを感じる強めの吸いごたえで愛煙家向き |
ストロングメンソール | メンソールが強く口の中もスッキリし、気分も爽快 |
ビターコーヒー | 微糖コーヒーのようなほろ苦い風味で朝にオススメ |
ブルーメンソール | ブルーベリーのようなフルーティーな風味で初心者向き |
まとめ
無煙タバコは「噛みタバコ」と「嗅ぎタバコ」の2種類があり、どちらも煙が発生しないため周囲に迷惑とならないタバコです。
しかし、ニコチン依存症になりやすいことと、口腔内から直接ニコチンを摂取することでさまざまな病気になるリスクが懸念されています。
電子タバコの「ドクタースティックタイプエックス」であればニコチンフリーで体に害がなく、周りの人に迷惑を与えることなく喫煙体験を楽しめます。
完全にニコチンを避けたい人は「ドクタースティックタイプエックス」を試してみてはいかがでしょうか。