「ボング」とは水パイプとも呼ばれる喫煙具の一種です。
この記事ではボングがどのようなものなのか、吸い方や楽しみ方をご紹介します。
喫煙具【ボング(水パイプ)】とは
まずは吸煙具であるボングがどのようなものなのか説明します。
ボングは喫煙具の一種
ボングは喫煙具の一種で、水を入れて使用することから水パイプとも呼ばれます。
サイズや形はさまざまですが、円筒型のものが多いです。
素材はガラス・プラスチック・木材・粘土・竹・陶器・プラスチックなどなど。一見、喫煙具には見えないものもあり、珍しいボングを探すだけでも面白いでしょう。
ペットボトルにボトルパイプと呼ばれる市販品を挿すだけでも、ボングとして使えますよ。
ボングの由来
ボングという名前の由来は、木や竹製の円筒状の喫煙器具を指すタイ語のBaungだといわれています。1944年出版の「McFarland Thai-English Dictionary」という辞書でBaungは“カンカ・樹木・ハシッシュ・または大麻植物を喫煙するための竹の水パイプ”と定義されています。
有害物質を大幅に除去する効果がある
ボングで使用する水は紙タバコでいうところのフィルターの役割を果たします。タバコ葉を燃やすことで発生した煙を水にくぐらせて濾過することによって、煙に含まれるタールやニコチンなどの有害物質が大幅に除去されるのです。紙タバコのフィルターよりも格段に除去します。
また、水を通すと煙がマイルドになるので吸いやすく、喉も痛くなりにくくなります。
さらに、煙が少々冷やされるので暑い時期は特に吸いやすいというメリットもあります。
【ボング(水パイプ)】の使い方
ボングにタバコ葉をセットして煙を吸う方法は以下の通りです。
ボングに水を入れる
まず、ボングに水を入れます。ダウンステム(画像の水に浸っている管)が隠れるくらいまで入れましょう。
ダウンステムは火皿ボウル(画像の火をつけている部分で、タバコ葉をセットするところ)から発生した煙を水に送り込む役割を果たします。
ポイントは水を入れ過ぎないことです。なぜなら、水に空気を通すためにはある程度の肺活量が必要だからです。水を多く入れてしまうと煙を通すのに、より強く吸わなければならなくなります。
実際に吸い口から吸い込むと、水が口の中に入ってしまうようなら量を減らしましょう。
タバコの葉をセットする
水を入れたら、火皿ボウルにタバコ葉を詰めます。ボウルに前のタバコ葉のカスなどが残っていたら取り除きましょう。
タバコ葉は力を入れて押さえつけるように丸めず、固過ぎず、ゆる過ぎずといった塩梅で軽く丸めます。
固過ぎると空気が通りにくくなり、吸いづらくなります。
火をつけ煙を吸う
水を入れ、タバコ葉をセットしたら、ボングの吸い口に口を当て、空気穴がある場合は画像のように指でふさぎ、空気を吸い込みながら着火します。ボング内の気圧が下がると自動的に煙がボングの中に溜まっていきます。十分に煙が溜まったら、空気穴から指を離して、溜まった煙を吸いこんで喫煙を楽しみましょう。
水が変色したら交換する
ニコチンやタールなど煙に含まれる不純物を除去するため、水は使用するごとに褐色に色づいてイヤな臭いが強くなります。10回ほど吸入したら水を取り換えるのがおすすめです。水が汚れると煙の質が落ちるので、より美味しい喫煙を楽しみたいなら、10回を待たずに取り替えましょう。頻繁にすすぎ、水を取り換えるようにすれば、後で行うボングの洗浄も楽になります。
ボングを洗浄する際は、浸け置き洗いができるパイプクリーナーを使うのがおすすめです。
使い方いろいろ!【ボング(水パイプ)】の楽しみ方
ボングには普通に煙を吸うだけではなく、さまざまな楽しみ方があります。使い方をマスターした後は、ぜひ自分なりの吸い方を試してみてください。
フレーバー
まずはフレーバーを変えてみるのがおすすめです。やり方は簡単。水の代わりに紅茶やジュースを入れるだけです。煙にほのかな風味が付いて、新たな味わいが楽しめます。
入れるものを変えるだけで毎回異なる体験ができるので、ボング初心者にもおすすめです。
アイスボング
アイスボングとはその名の通り、ボングに氷を使うことです。アイシングボングともいいます。ボング内のアイスストッパーという箇所に氷を設置すれば、水に通すだけよりも煙を冷やせるため、さらに吸いやすくなります。ひんやり感を楽しめるのも魅力のひとつでしょう。市販されている防水仕様の光る氷を入れて、見た目でも楽しむという喫煙方法もあります。
リキュール
水の代わりにリキュールを入れても香りを楽しめます。いろいろ試してみて、自分好みの風味を見つけてみてはいかがでしょうか。
工夫次第でさまざまな香りが楽しめるので、ボングは創造的だといわれます。
ボングには無限の遊び方があるので、いろいろ試してみると面白いでしょう。
紙タバコのリスクが心配なら【ボング(水パイプ)】がおすすめ
紙タバコにはさまざまなリスクがあります。一方、ボングでの喫煙ならリスクを軽減できる可能性があります。前述の通り、タバコ葉を燃やすことで発生する有害物質を水にある程度落とした状態の煙を吸うからです。
ここで、有害物質を多く摂取してしまう紙タバコがもたらすリスクを確認しましょう。
がんのリスク
紙タバコの煙が含有する有害成分の多くは、喫煙時の不完全燃焼によって発生します。その数は、なんと200種類以上。そのうちの70種類ほどは発がん性物質なのです。
また、煙が含む有害物質の中には、炎症を引き起こすものも少なくありません。慢性的な炎症は活性酸素を産生します。その活性酸素は過酸化水素などの生成を促進し、それがDNAにダメージを与えるとがん発症の原因になるといわれています。
鼻腔がん、咽頭がん、肺がん、胃がん、膀胱がん、子宮頸がんなど、科学的に因果関係が証明されているがんは多々あります。
受動喫煙のリスク
昨今、受動喫煙がもたらすリスクも問題となっています。
喫煙者の周りにいると、吸わない人も自分の意志とは関係なく喫煙している受動喫煙状態になってしまいます。
さらに、タバコの先の燃焼部分から立ち上る副流煙はフィルターを通らないため、喫煙者が吸う主流煙よりも多くの有害物質が含まれているのです。
煙に含まれる有害物質の大きさも副流煙の方が小さいとされ、吸い込むと肺の奥まで入ってしまい、がんリスクがさらに上がるともいわれています。
受動喫煙によって年間で推計1万5千人が死亡しているというデータもあります。
このようなリスクをボングを使った喫煙なら軽減することが可能でしょう。
しかし、形状を考えると、紙タバコのように持ち運べるものではないので、健康のために紙タバコからボングへ移行、というのはなかなか難しいでしょう。
また、タバコ葉を使う以上、ボングも健康リスクを回避できるというわけではありません。
健康リスクを避けた気軽な喫煙なら電子タバコ【Dr.stick】
出典:https://dr-stick.shop/
ここまでボングについて解説してきましたが、健康リスクを避け、気軽な喫煙を楽しみたいなら、電子タバコを使うという方法もあります。
今回はその中でもおすすめのDr.stickという商品をご紹介します。
体に有害なニコチンが入ってない
Dr.stickは香り付きのリキッドを熱して発生した水蒸気を吸って楽しむ電子タバコです。紙タバコとは違い、タバコ葉を使用していないので、健康に害を与えるニコチンは一切含まれていません。なので他の人がいる室内でも安心して使用できます。
望まず健康被害のリスクを負ってしまう受動喫煙を防止するため、2020年4月に改正健康増進法が全面施行されたことをご存知でしょうか。
紙タバコ、加熱式タバコなどは飲食店での喫煙が制限されるようになりましたが、タバコ葉を使用しない電子タバコは制限外です。
とはいえ、電子タバコのことをよく知らない人から見ると、紙タバコと同じものに見えるので、喫煙NGになっている公共の場ではマナーとして吸わないようにしましょう。
しっかりとした吸い心地
Dr.stickが人気を集める理由のひとつに、しっかりとした吸い心地があります。紙タバコと比べても遜色ないといっても過言ではないでしょう。喉にガツンとくるような吸いごたえがあるので、キック感を求める人でもきっと満足できるはずです。
日本人に向けて開発されたフレーバー
Dr.stickのフレーバーは国内の老舗香料メーカーとの共同開発のもと、日本人に合わせて調合されています。
定番のたばこ味、メンソールはもちろん、コーヒーの風味が味わえるビターコーヒー、甘めのフレーバーがお好みの方におすすめのブルーメンソールと、好みで選べるフレーバーを取り揃えています。
初心者でも使いやすい、リキッドがなくなったら、それが入っていたPODというパーツを交換するだけのタイプ。
まとめ
いかがでしたか?ボングを使って工夫すれば、さまざまな味わいの喫煙が楽しめます。
また、水を通すことで健康リスクを減らすことができるのもボングのメリットです。しかし、タバコ葉を使用するのでリスクを伴うことには変わりありません。
タバコ葉の持つ健康リスクが気になるという方は、Dr.stickのような電子タバコを検討しましょう。