2019年10月に全国発売された加熱式タバコ『パルズ(PULZE)』。
現在、パルズの国内販売は終了しており、入手できる手段も限られています。
発売当初からパルズを愛用していた人は、代替品の必要性を感じているのではないでしょうか。
今回の記事では、販売終了となったパルズの使い方や代替品をご紹介していきます。
パルズの販売は終了してる
タバコ関連製品を取り扱うインペリアル・ブランズ・ジャパン株式会社が販売するパルズの国内販売は終了しています。
2021年時点で公式サイトから販売終了のアナウンスが出ており、国内の取り扱い店舗でも在庫分をもって順次販売終了となります。
パルズ公式サイトは既に閉鎖。サポートも終了している
パルズの公式サイトは既に閉鎖されています。
アクセスしても販売終了の画面が表示されるのみで、商品の閲覧や購入はできません。
また、2022年6月30日をもって、パルズケアカスタマーサービスも営業を終了しています。
パルズの購入は海外からの個人輸入や中古品のみ
現在、パルズの購入手段は、海外からの個人輸入や中古品の購入のみとなります。
海外ではヨーロッパを中心に、市場規模の拡大をしていく方向にあるようです。
ギリシャやチェコ共和国では現在も販売されているため、個人輸入や旅行の際に購入することができるでしょう。
海外からの輸入以外の方法としては、フリマアプリやネットオークションにて入手することが可能です。
しかし中古市場の出品物は、いつ手に入らなくなるかわかりません。
パルズを中古市場にて購入したい場合は、見つけ次第入手することをおすすめします。
パルズの特徴と使い方
パルズは、デバイスに専用のiD(アイディー)スティックを差し込んで愉しむ加熱式タバコです。
ここでは、パルズの特徴と使い方をご紹介していきます。
パルズの製造メーカー・会社について
パルズの製造メーカーは、旧インペリアル・タバコ・ジャパン株式会社として親しまれていた『インペリアル・ブランズ・ジャパン株式会社』。
国内で販売されていた銘柄は、『ウエスト』『ダビドフ』『ゴロワーズ』『ジタン』など愛煙家好みの味わい深いタバコとして根強い人気を博していました。
現在は取扱店の在庫のみとなっており、Westカスタマーサービスについても2023年2月末をもってサービス終了となっています。
パルズの特徴・スペックについて
出典:PRTIMES
パルズはデバイス本体にiDスティックを差し込んでから、わずか約20秒で喫煙することが可能です。
加熱式タバコとしては珍しい2つの加熱モードを搭載しており、好みの吸いごたえに合わせて「標準モード」「エコモード」を選べるのも魅力です。
連続使用後に心配なお手入れも簡単で、スターターキットには専用のクリーナーやクリーニング用ピックが付属されています。
小さなお子さんがいる家庭や、移動中の誤作動を防ぐためのセーフティーロック機能も搭載。
以下では、パルズのスターターキットの販売価格やスペックをご紹介していきます。
販売価格 | 6980円(税込) |
カラー | シルバー、コッパー |
サイズ | 127mm(L)×24mm(W)×14mm(D) |
重量 | 56.08g |
加熱モード | 標準モード(345℃)、エコモード(315℃) |
連続使用可能本数 | 20本(フル充電時) |
充電方法 | usb |
セット内容 |
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使い方について
パルズのデバイス本体の差し込み口にはキャップカバーが付いているため、取り外してからiDスティックを差し込んで使います。
差し込み口の中央にはピンが組み込まれており、iDスティックを無理に押し込むと折れてしまうので、差し込む力加減や向きには注意が必要です。
iDスティックを差し込んだらデバイス本体の電源ボタンを1回押し、電源をつけます。
次に加熱モードの選択。1.5秒の長押しで標準モード、3秒の長押しでエコモードになります。
加熱モードを選択をすると、加熱に入り約20秒で喫煙をスタートできます。
パルズ専用のiDスティック
出典:PRTIMES
パルズは、デバイスに専用のiDスティックを差し込んで使用します。
iDスティックは本体と別売りになっており、価格は1箱20本入りで460円(税込)で販売されておりました。
5種類のラインナップ
パルズ専用のiDスティックには5種類のフレーバーがあります。
以下では、それぞれの特徴をご紹介していきます。
種類 | 特徴 |
レギュラー | 紙巻きタバコのような強めの吸いごたえがある |
ミント | 程よい成長感のあるミント風味でキック感もある |
メンソール | より強めのメンソール感を味わいたい人に好まれる |
インテンス | レギュラーよりやや強めのスモーキーな吸いごたえ |
スーパー・カプセル・メンソール | フルーティーなフレーバー付きのメンソール |
国内販売されていた当時は、スーパー・カプセル・メンソールのみ1箱480円(税込)で販売されていました。
iQOSなどの他社スティックとの互換性は?
パルズのデバイス本体にiQOS(アイコス)のスティックを差し込んで使用することは可能といわれています。
glo(グロー)のスティックは口径が小さくパルズとは互換性がありません。
口径が同じ他社スティックであれば、互換性があるといわれておりました。
とはいえ、パルズのデバイスの差し込み口はヒートロッドと呼ばれるピンタイプの構造になっており、iQOSヒートブレードタイプとはパーツの造りが異なります。
製品のパフォーマンスを損なわないためには、デバイス・スティックともに同じブランドの製品(純正品)で統一して利用することがおすすめです。
パルズの代わりには何がおすすめ?
パルズが販売終了してしまった今、代替品となるものを探している人もいるでしょう。
ここからは、パルズの代わりにおすすめできる製品をご紹介していきます。
現在国内で流通している加熱式タバコについて
パルズの代替品を探すとき、まずは他社の加熱式タバコから比較検討するのではないでしょうか。
現在、国内で流通している人気の加熱式タバコは3種類あります。
ブランド | メーカー |
iQOS(アイコス) | フィリップモリスジャパン |
Ploom(プルーム) | 日本たばこ産業株式会社(JT) |
glo(グロー) | ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BAT) |
【iQOS(アイコス)】
フィリップモリスジャパンが手がけるiQOSシリーズ。
2021年8月17日から予約受付がスタートした新製品『iQOSイルマ』『iQOSイルマプライム』はホルダーの中にブレードがないモデルで、クリーニングも不要です。
タバコスティックは2021年以降に発売されたモデルはTEREA(テリア)スティックのみ互換性があり、従来のiQOSで使用できたマールボロヒートスティックやヒーツとは互換性がありません。
【Ploom(プルーム)】
JTが手がけるPloomシリーズ。
2021年8月17日より順次発売された新製品『PloomX(プルームエックス)』は、独自の加熱技術HEATFLOW(ヒートフロウ)を採用し、約5分にわたってパフ回数が無制限です。
対応スティックは、PloomX専用のメビウスやキャメルとなり、キャメルシリーズ8種、メビウスシリーズ8種の計16種類が全国発売されています。
【glo(グロー)】
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンが手がけるgloシリーズ。
2022年7月25日よりgloストア、オンラインショップにて発売された新製品『glo™ hyper X2(グロー・ハイパー・エックス・ツー)』。
高温加熱式のデバイスで、通常モード(約250℃)ブーストモード(約280℃)と温度を選択できます。
喫煙時間は通常モードが約4分、ブーストモードが約3分となっておりパフ制限はありません。
対応スティックはケントシリーズ7種、ネオシリーズ12種、ラッキーストライク4種の23種類がコンビニにて購入できます。
現行の高温加熱式はニオイが強い
現行の高温加熱式タバコは他の加熱式タバコに比べて、吸いごたえがある分、ニオイが強い傾向にあります。
加熱式タバコ特有のニオイが苦手な方のいる環境では配慮が必要です。
どうしてもニオイが気になる場合は、タバコのニオイを抑えた機種を使用するのがおすすめといえるでしょう。
ニオイが気になるならドクタースティックタイプエックスがおすすめ
出典:ドクタースティック
使用するユーザーが多く、さまざまなモデルが販売されている加熱式タバコ。
ですが、ニコチン成分や加熱式タバコ特有のニオイを無視できないのも事実です。
加熱式タバコから出るニオイが気になるなら、『ドクタースティックタイプエックス』がおすすめ。
タバコ葉を使わないので、ニオイを抑えることができます。
タバコ葉を使わない
ドクタースティックタイプエックスは、タバコ葉を使用していない電子タバコです。
紙巻きタバコや加熱式タバコのように、ニコチンも含まれていません。
そのため、嫌なニオイもなく、部屋や衣服へニオイが移る心配も少なくなります。
ニコチンフリー
ドクタースティックタイプエックスはニコチンフリーなので、体への害を気にせずに愉しむことができます。
また、しっかりとした吸いごたえで、煙が喉にガツンと届くため、愛煙家も納得の吸い心地です。
定期便で手軽に購入が可能
ドクタースティックタイプエックスは、定期便で手軽にオンライン購入が可能です。
継続の縛りもなく、フレーバーの途中変更や365日間の全額返金保証にも対応しています。
また、破損や不具合が生じた場合でも、年3回まで本体の無償交換をしてもらえるので安心。
定期便限定のお得な割引価格でドクタースティックが手に入るのも魅力です。
まとめ
現在販売されている加熱式タバコは、さまざまなブランドから使い勝手の良いデバイスや専用スティックが販売されています。
十分な性能があるため、パルズの代替品として使用することもできるでしょう。
ですが、加熱式タバコ特有のニオイはどうしても発生してしまいます。
加熱式タバコから生じるニオイが気になるのであれば、体への害もない「ドクタースティックタイプエックス」に乗り換えてみてはいかがでしょうか。