タバコをめぐる状況は目まぐるしく変化しています。
長らく親しまれてきた紙巻きタバコに代わり、さまざまな喫煙器具が登場していますが、プルーム S(プルーム・エス)もそのひとつです。
愛煙家の方なら一度はその名を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
今回は加熱式タバコのプルーム S(プルーム・エス)について詳しく解説します。
プルーム S(プルーム・エス)とは?
紙巻きタバコに代わる新世代の喫煙具には、タバコ葉に熱を加えるタイプや香り付きの水蒸気を楽しむタイプがあり、プルーム S(プルーム・エス)はタバコ葉に熱を加える加熱タイプです。
専用のタバコスティックをヒーターで温める加熱式タバコで、2019年発売モデルのバージョン1.0と加熱待ち時間が短く使用可能時間が長くなったバージョン2.0があります。
プルーム S(プルーム・エス)の特徴
加熱式タバコは高温加熱型と低温加熱型の二種類がありますが、プルーム S(プルーム・エス)は高温で加熱するタイプです。登場以来多くの喫煙者に愛され、2020年7月にはバージョン2.0が販売されました。
2.0には急速に加熱するテイスト・アクセルが搭載され、バージョン1.0では40秒だった余熱時間が30秒に短縮されています。2.0は時間が短縮されているため、いち早く吸い始めることができます。
ここでは、プルーム S(プルーム・エス)の特徴について見てみましょう。
ニコチンやタールは入っているのか?
プルーム S(プルーム・エス)のタバコスティックにはタバコ葉が使用されています。
そのため、紙巻きタバコ同様に発生する煙にはニコチンが含まれます。
しかしタバコを燃やさずに温めるタイプなので、燃焼に伴うタールは発生しません。
一回の充電で吸える本数
加熱式タバコは加熱のための充電が必要ですが、一回の充電で何本のタバコが吸えるのでしょうか。
バッテリーの状態にもよりますが、バージョン1.0は一回の充電で連続して約10本。バージョン2.0の場合、一回の充電で連続して20〜22本程度吸うことができます。
つまり、バージョン2.0は一回充電すればタバコ一箱分の喫煙が楽しめるということになります。
スティック1本の吸える時間
プルーム S(プルーム・エス)は専用スティックを使用します。スティック1本を吸い切るにはどのくらいの時間がかかるのでしょうか。
プルーム Sのバージョン1.0なら約3分30秒、バージョン2.0では約4分30秒吸うことができます。喫煙時間が終了する前に、約14パフ(※パフ=吸い込みの回数)使用すると吸い終わりとなります。
紙巻きタバコは1本約4分と言われているので、1本あたりの喫煙時間には大きな差はないといえそうです。
出典:東京都福祉保健局
プルーム S(プルーム・エス)で吸えるタバコスティックは16種類
プルーム S(プルーム・エス)専用のタバコスティックには、メビウスとキャメルの二つの種類があります。
タバコ葉の希少部位である「ラミナ」をレギュラータイプに配合するなどリッチな味わいが楽しめるメビウスは570円、さまざまなメンソールフレーバーが楽しめるお手頃価格のキャメルは500円です。
フレーバーはそれぞれ8種ずつあり、全部で16種類の銘柄を楽しめます。
【メビウス】
- メビウス・リッチ
- メビウス・スムース
- メビウス・メンソール・フレッシュ
- メビウス・メンソール・コールド
- メビウス・オプション・パープル
- メビウス・オプション・イエロー
- メビウス・オプション・マスカットグリーン
- メビウス・オプション・レッド
【キャメル】
- キャメル・リッチ
- キャメル・スムース
- キャメル・メンソール・ブラックミント
- キャメル・メンソール・コールド
- キャメル・メンソール・パープル
- キャメル・メンソール・レッド
- キャメル・メンソール・マスカットグリーン
- キャメル・メンソール・イエロー
プルーム S(プルーム・エス)はどこで手に入るのか?
プルーム S(プルーム・エス)は、残念ながら2021年に販売を終了しています。
ネットショッピングなどでは在庫限りで取扱いがある場合もあるため、見かけたら売り切れる前に購入するのがおすすめです。
プルームSの後継としては、タバコスティックの相互性があるプルームエックスが販売されており、コンビニなどで買い求めることができます。
プルームシリーズの「プルーム・テック」とは?
加熱式タバコのプルームシリーズにはさまざまなデバイスがあります。
プルーム Sは高温加熱型ですが、「プルーム・テック」は低温加熱型となっているのが特徴です。
プルーム Sの使用時にはスティック内部は約200℃もの高温になります。しかし、プルーム・テックの加熱温度は低く、約30度です。温度が低いため、臭いやタールの発生が抑えられています。
プルーム S(プルーム・エス)の次世代モデル「プルームエックス」
プルーム Sに次ぐ高温加熱型デバイスの次世代モデル「プルームエックス」は、グローバル共通モデルとして2021年に日本国内での販売がスタートしています。
デバイス表面にボタンがないスタイリッシュな外観が特徴で、空気の流れに着目した加熱技術ヒートフローによってこれまで以上の吸いごたえが期待できます。
またスマートフォンと繋げばバッテリー残量が確認できたり、デバイスロックできたりするなど便利な機能を搭載。アクセサリーもカラーバリエーション豊富でカスタマイズも楽しめます。
プルーム S(プルーム・エス)は禁煙場所でも吸えるのか?
プルーム Sは加熱式タバコなので紙巻きタバコ同様、禁煙場所で吸うことはできません。
2020年に全面施行された改正健康増進法により、屋内では原則禁煙となりました。
プルーム S(プルーム・エス)は紙巻きタバコとは異なるため「禁煙場所でも吸えるのでは?」とつい期待してしまいますが、残念ながら加熱式タバコは規制対象です。
電子タバコなら吸える場所が広がる
なぜ加熱式タバコは規制対象なのでしょうか。
それはタバコ葉が使用されているためです。
改正健康増進法は、非喫煙者の健康をタバコの煙から守ることを目的としています。
タバコ葉を使用すれば、吐き出した煙やタバコから立ち昇る煙にニコチンが含まれます。その煙を非喫煙者が吸い込んでしまうリスクがあるため、規制対象となっているのです。
逆を言うと、ニコチンが含まれていなければ、健康被害を心配する必要はなくなります。
加熱式タバコと似たデバイスに電子タバコがありますが、電子タバコはタバコ葉を使用しないので嫌な臭いはもちろん、ニコチンも発生しません。
そのため、電子タバコは改正健康増進法の対象外です。
もちろん電子タバコといえどもニオイや煙はありますから、周囲への配慮は必要です。
しかし、非喫煙者の健康被害を心配する必要はなくなるので、タバコを吸える場所は広がります。
電子タバコならドクタースティックタイプエックスがおすすめ
出典:ドクタースティック
加熱式タバコや紙巻タバコから電子タバコへの乗り換えを検討するなら、ドクタースティックタイプエックスがおすすめです。
最後に、ドクタースティックタイプエックスのメリットを紹介します。
ニコチンフリー
ドクタースティックタイプエックスは、フレーバー付きのリキッドを加熱して煙を楽しむ電子タバコです。
タバコ葉を使用していないため、ニコチンフリーで健康被害を気にする必要もありません。
とはいえ、タバコならではの味わいがなければ、乗り換えようとは思えないでしょう。
ドクタースティックタイプエックスには、国内の香料メーカーと共同研究した4つのフレーバーが用意されており、本格的な刺激と吸い心地が楽しめます。
スターターキットにはデバイス本体とともに全フレーバーが1PODずつ入っているので、最初に全てのフレーバーを試すことができます。
まとめ
紙巻きタバコに代わる次世代喫煙デバイスとして好評を博した加熱式タバコのプルーム S(プルーム・エス)。すでに販売は終了していますが、オンラインショップなどに在庫が残っていることもあるようです。また、後継機種として登場したプルームエックスは、現在でもコンビニなどで購入可能です。
もっともプルーム Sは加熱式タバコのため、改正健康増進法の規制対象です。
健康被害や喫煙場所探しが気になるなら、電子タバコへの乗り換えも検討してみましょう。
電子タバコの「ドクタースティックタイプエックス」ならニコチンフリーで、改正健康増進法の規制対象外です。スターターキットならお得に試すことができるので、まずは試してみてはいかがでしょうか。