加熱式タバコ用スティックはいろいろありますが、ニコレスもその一つです。
ニコチンレスで知られるニコレスですが、本当に吸引による害はないのでしょうか。
なかには肺が痛くなったという噂もあるようで、心配している人もいるかもしれません。
そこで今回は、ニコレスの副作用・肺が痛いという噂や有害物質について調べてみました。
アイコスで吸えるニコレスとは?
ニコレスは加熱ブレードに挿入して使用するヒートスティックです。
2021年に発売された「アイコス イルマ」のようにデバイス本体にブレードが内蔵されていないタイプでは使えません。加熱ブレード付きのアイコスシリーズで使用可能です。
対応サイズは差し込み直径約7.5mm、差し込み部分の深さ約2.5cmです。
ニコレスはタバコ葉の代わりに中国産の茶葉を使用
ニコレスはタバコ葉の代わりに中国産の茶葉を使用しています。
銘柄は紅茶の産地として知られる福建省武夷山の「正山小種(ラプサンスーチョン、しょうざんしょうしゅ)」で、独自製法により満足感の高い味わいに仕上がっています。
ニコチンが0mg
ニコチンはタバコ葉に含まれていますが、ニコレスは紅茶葉を使用しているため、ニコチンの含有量は0mgです。
ニコレスには6種類のフレーバーがある
ニコレスのフレーバーは全部で6種類あります。
- MENTHOL(メンソール)
刺激ある味わいで吸いごたえ十分のフレーバー
- STRONG MENTHOL(ストロングメンソール)
ニコレス最強の突き刺さる強メンソールは吸いごたえNO.1
- LEMON MENTHOL(レモンメンソール)
すっきりとした清涼感あふれるフレッシュな味わい
- ORANGE MENTHOL(オレンジメンソール)
フルーティーな味わいが華やかに広がる甘酸っぱさ満載のフレーバー
- MINT(ミント)
清涼感あふれる爽やかなフレーバー
- BLUEBERRY MINT(ブルーベリーミント)
甘酸っぱいブルーベリーとメンソールが絶妙な新フレーバー
ニコレスに有害物質は含まれているのか?
タバコ葉の代わりに紅茶葉を使用しているニコレスですが、有害物質は含まれていないのでしょうか。
ここでは、ニコレスに害がないかについて詳しく見ていきます。
ニコレスは日本食品分析センターによる検査をしている
ニコレスの含有物については、公式サイトに「日本食品分析センターによる検査結果」が公表されています。掲載されている2019年「分析試験成績書」によれば、有害物質の含有量は以下の通りです。
鉛 … 0.17ppm
カドミウム … 0.16ppm
ヒ素 … 検出せず
総水銀 … 検出せず
スズ … 検出せず
ニコチン …検出せず
ホルムアルデヒド …検出せず
ppmとは「100万分の1」という意味で、1ppmは0.0001%です。
鉛とカドミウムが微量ながら検出されている
ニコレスからは鉛とカドミウムが微量ながら検出されています。
それだけ聞くと「有害なのでは?」と心配になってしまうかもしれません。
しかし、具体的な数値を見ると鉛0.17ppm、カドミウム0.16ppmで、その含有量は非常に少ないことがわかります。
鉛とカドミウムは普段の食品から微量ながら摂取している
ニコレスから検出された鉛とカドミウムですが、実は普段口にしている食品にも微量ながら含まれています。土壌や海水といった自然環境の中にも鉛やカドミウムが存在しており、農水産物にも蓄積しているからです。
特に日本人で多いのは米からの摂取ですが、カドミウムの量は世界的に見ても決して高い数値ではありません。
もちろん体に良いものではありませんし、摂取量を減らす取り組みは行われています。しかし現時点においても、一般的な生活の中では悪影響を及ぼすほどのカドミウムや鉛を摂取する可能性は極めて低いとされています。
出典:厚生労働省
茶葉は燃えるときにタールが発生する
タバコの害といえば、ニコチンと並んで問題になるのがタールです。
ニコレスの場合、燃焼前の未使用状態ではタールは存在しません。
タールとは、タバコの煙の中にある一酸化炭素やガス状成分以外の成分のことです。そのため、未使用であれば存在しないタールも、高温で加熱すればニコレスにも発生するということになります。
残念ながら現時点では加熱式タバコで発生するタールの量については、まだはっきりとしたことはわかっていません。専門家の意見もまちまちで、2019年には日本禁煙学会が加熱式タバコと紙巻きタバコとではタールとニコチンの量に大差はないという発表もしています。
加熱式タバコに変えたからといって、完全に無害になるわけではないことは理解しておく必要があるでしょう。
出典:一般社団法人日本禁煙学会
ニコレスを使用して副作用が出たという報告はない
加熱式タバコでも高温加熱すればタールが発生しますし、100%無害というわけではありません。
しかし、ニコレスに関していえば、ニコチンの含有量はゼロです。
紙巻きタバコからニコレスに変えれば、少なくともニコチンの摂取量をゼロにできるのは確かです。
実際のところ、今までにニコレスを使用して副作用が出たという報告はありません。
検出されている有害成分もごく微量で、今のところ深刻な健康被害は出ていないということになります。
ニコレスが原因で肺が痛いという健康被害の報告はない
個人によって体質や好みは異なりますから、ニコレスが合わないという声もないわけではありません。
実際タバコの味にこだわって、同じ銘柄でもフレーバーが変われば受け付けないという人もいます。茶葉を使用しているニコレスが合わないという人がいても当然です。
しかし現状は、ニコレスが原因で肺が痛くなったという健康被害の報告はありません。
好みの問題はあっても、安全性については深刻な被害は出てないということになります。
ニコレスは禁煙のサポート商品
どんな形であれ喫煙する以上、タールをはじめとした有害物質の摂取は避けられません。
完全にゼロにしたいなら喫煙しないのが一番で、禁煙は健康にとって最良の選択でしょう。
しかし、喫煙所での談笑やリラックスできるなど、タバコならではの楽しみもあります。
すぐにやめられるものでもありませんから、体への害が気になるなら有害物質がより少ないものへと変えていきましょう。
ニコチンゼロのニコレスは、禁煙の手助け商品です。
タバコ葉を使用していないためニコチン摂取を避けることができ、ニコチンに依存したくない方をサポートしてくれます。
ニコチンは依存性が高い化学物質で、血中のニコチン濃度が一定以下になると不快感を覚え、喫煙せずにはいられなくなるニコチン依存症を引き起こします。
タバコを吸って気分がよくなるのはニコチン依存症の症状であって、決して気分転換できているわけではないのです。
健康のためにニコチンの摂取量を減らす試みはとても有効で、ニコレスは大いに役に立つはずです。
もっとも安全性が高いとはいえ、妊娠・授乳中などのデリケートな時期や、呼吸器系に持病がある方は使用しないようにしましょう。
※ニコレスは禁煙補助薬ではありません
※効果の感じ方には個人差があります
国内製造で安心のドクタースティックタイプエックス
出典:ドクタースティック
ニコレスにはニコチンが含まれていないので、喫煙者で乗り換えを考えている方は多いでしょう。
最近では、リキッドを加熱して水蒸気を楽しむ電子タバコも人気が出てきています。
中でもニコチンゼロの「ドクタースティックタイプエックス」は、国内製造なので安心してリラックスタイムを楽しめます。
最後に、新型電子タバコ「ドクタースティックタイプエックス」について紹介します。
ニコチンフリーでも吸いごたえがある
「ドクタースティックタイプエックス」は、ニコチンフリーを実現した新型電子タバコです。嫌な臭いとも無縁で、スマートに喫煙タイプを満喫できます。
喉にガツンとくる吸い心地で、吸いごたえも抜群です。
火を使用しない
「ドクタースティックタイプエックス」は、火とは無縁です。
これは、リキッドタイプだからこそのメリットです。
吸引することで電源が入るオートパフ機能を使用しており、火は一切使いません。
火の後始末の心配もなく、屋内でも安心して楽しめます。
面倒なメンテナンスは不要だから快適
「ドクタースティックタイプエックス」は、面倒なメンテナンスが不要なので快適に楽しめるのが特徴です。
使い方は簡単で、リキッド入りのPODを本体に装着して吸引するだけです。
PODが空になったら、そのままゴミ箱に捨てられます。
POD1個で約1200回吸引でき、これはタバコ約6箱分に該当します。
6箱吸い終わったタイミングで次のPODを装着するペースと考えるとイメージしやすいでしょう。
バッテリーはUSBで充電可能です。
※吸引測定器による測定結果に基づいて算出
まとめ
タバコの体への害が気になる愛煙家は少なくありません。
ニコチンの摂り過ぎが気になる人は、ニコレスの利用を検討してみましょう。
ニコレスは加熱ブレードに挿入して使用するタイプのヒートスティックで、タバコ葉の代わりに中国で採れる茶葉を使用しているため、ニコチンの含有量はゼロです。
検査では鉛とカドミウムが検出されていますが、含有量はごく微量で、健康被害は現状、報告されていません。
ニコチン被害を減らせるだけでも、ニコレスは役立つアイテムといえます。
ニコチン0で本格的な吸い心地が欲しい人には、「ドクタースティックタイプエックス」がおすすめです。
フレーバーは国内製造のため、安心して利用できます。
体への害が気になったら、紙巻きタバコからの切り替えを検討してみるといいかもしれませんね。