IQOS ILUMA(アイコスイルマ)はタバコ葉を加熱する金属板のないブレードレスの加熱式タバコとして人気がありますが、使っているときにトラブルが起こって困るケースがあります。
トラブルの中でも「イルマ本体にスティックが詰まってしまった」というのがよくある問題です。
スティックが詰まったときにはどのように対処したら良いのでしょうか。この記事ではイルマが詰まった場合にできる対処法を詳しく紹介します。スティックが詰まらないようにするための正しい使い方も解説するので、上手にイルマを使っていきましょう。
イルマでスティックが詰まったときの対処法
出典:https://jp.iqos.com/discover/iluma
イルマでスティックが詰まったときには状況によって対処法が違います。スティックを引き抜こうとしてスティックの先端部分だけが折れた場合と、イルマの内部で中折れを起こした場合です。ここではその2つの状況別にそれぞれの対処法を解説します。
スティックの先端部分が折れた場合
イルマからスティックを引き抜こうとして先端部分が折れた場合は、以下の手順で対処を試みましょう。
爪やピンセット使って引き抜く
スティックがイルマの外側に出ている部分が折れてしまったときには、爪やピンセットを使ってスティックを引き抜きましょう。イルマから出ているスティックの先端部分に爪を引っかけて、少し引っ張ったら抜ける場合があります。爪を短くしていて引っ掛かりにくい場合は、ピンセットを使うのがおすすめです。ゆっくりと慎重に引き抜いてみましょう。
動かないときはネジを挿し込む
爪やピンセットを使って少し引っ張ってみてもスティックが取れそうもない場合は、無理に引っ張るのは控えましょう。
無理矢理引っ張ると、中折れしてしまう原因になります。
イルマの口径に合うネジをスティックに対し、まっすぐねじ込んで引っ張るのが効果的なやり方です。ねじ込んで引っ張ると、詰まったスティックを折ることなく引き抜けます。
ただ、ネジの選び方が難しいので注意しましょう。ネジが太すぎるとスティックに挿入できず、奥に押し込んでしまうので状況が悪化するリスクがあります。
反対にネジが細すぎるとスティックの真ん中にある中空部分に入ってしまって引っ掛からないので、引き抜こうとしてもネジだけが抜けてしまいます。イルマの場合には4mmくらいの太さのネジがぴったりです。
5回くらいネジを回転させてまっすぐに挿し込み、垂直方向にゆっくりと引くとスティックが抜けます。
スティックがイルマの中で折れている場合
スティックがイルマの中で折れてしまったときには、以下の手順で解決を試みましょう。特にイルマの奥深くで中折れしている場合は取り除くのが難しいので慎重に行うようにしてください。
リングを外す
出典:https://jp.iqos.com/discover/iluma/accessories
まずはイルマからリングを外すのが最初のステップです。スティックが浅いところで詰まっている場合、リングを取るとリング分の厚みがなくなるのでスティックが露出することがあります。また、リングを取ることで少しだけ入り口が広くなりますので作業がしやすくなります。。リングは最後に元に戻す必要があるのでなくさないようにしましょう。うまく外れないときにはゴム手袋などを使って、滑りにくくして回すのが効果的です。
スティックが露出している時
リングを外したことでスティックが露出したら、その部分を爪やピンセットを使ってゆっくりと引き抜けばいいだけです。注意点として斜めではなく、真っすぐ引き抜くということが大切です。真っすぐ引き抜かないと途中で中折れしてしまう恐れがあるからです。
奥に詰まっているときは爪楊枝や竹串を使う
スティックがイルマの奥に詰まっている場合は、爪楊枝や竹串を突き刺して引き抜くのがうまくいきやすい方法です。ミシン針や裁縫針、強度のある針金などを使うのもいいですが、傷つきやすいので注意が必要です。また、尖った部分をイルマ内部の底(ヒーティングチャンバー)に当てると故障の原因となるので気を付けましょう。爪楊枝や竹串は引っ掛かりがないのでまっすぐ刺しても引き抜けないので、斜めに突き刺してかき出すようにして引き抜くのがコツです。中折れしていなかったときと同様に、ピンセットで引き抜くこともできます。爪楊枝などを使って引き抜こうとして先の方だけちぎれてしまったという場合にも、細いピンセットを使えば引き抜ける可能性があるので試してみるのがおすすめです。
リングを元に戻す
無事にイルマからスティックを取り除いて詰まりを解消できたら、リングを取り付けましょう。リングはネジ式でホルダーに取り付ける仕組みなので、外したときとは逆に時計回りに回していくときちんとはまります。リングが動かなくなるまで回して安全に使えるようにもとに戻しましょう。
解決できないときはサポートに連絡
イルマが詰まったときに対処をしても解決できなかったときや、作業の途中でさらに中折れして深刻な状況になったときにはサポートに連絡しましょう。アイコスのサポートに連絡して直せない可能性が高いと判断されたら、保証期間内であれば交換対応をしてくれます。また、アイコスストアで詰まったイルマを直してもらうことも可能です。解決できないときにはサポートスタッフに対処してもらいましょう。
公式サイト:https://jp.iqos.com/support/iluma
2.イルマが詰まって困らないための正しい使い方
出典:https://jp.iqos.com/products/iluma/iluma
イルマが詰まったら直るまで吸えません。吸いたい時に吸えないといったことを防ぐためにも、日頃からイルマが詰まらないよう正しく使うことが大切です。ここでは、公式サイトの情報も合わせてイルマを正しく使うための基本をご紹介します。
スティックを優しく押し込む
イルマにスティックを挿入するときには優しく押し込みましょう。
押し込み過ぎるとスティックが歪みを生じて折れやすくなり、詰まってしまう原因になるからです。
ぐっと奥まで入れた方がうまく加熱できるから良いのではないかと思って、強く押し込んでしまう人もいるかもしれませんがこれは間違いです。
イルマやイルマプライムではホルダーにスティックを挿入して認識されると、ホルダーが振動して加熱が自動で開始される仕組みになっています。したがって、必要以上にスティックを押し込まないように注意してください。
イルマワンの場合には自動加熱は始まらないですが、スティックのフィルター上に印刷された線まで入っていれば十分なのでむやみに強く押し込まないようにしましょう。
挿入方向に対してまっすぐに引き抜く
吸い終わりにイルマからスティックを引き抜くときには、挿入方向に対してまっすぐにするのが重要なポイントです。
斜めに力を加えてしまうとスティックが折れるリスクがあります。特にイルマを吸った直後はスティックが熱い状態でもろくなっています。
「吸い終わったから『さっと抜いてしまおう』と思ったときに、中折れして詰まった」というケースが多いので注意が必要です。
挿入するときだけでなく、抜くときにも丁寧に優しくしてあげるとトラブルが減ります。
専用のスティックだけ使用する
イルマで専用たばこスティック以外を使わないようにしましょう。
詰まった原因として他のスティックを使ったというケースもあります。イルマは専用スティックで正常に機能するように作られています。
他のスティックは太さや長さが違っていて、イルマのホルダーにぴったり合うわけではありません。人の目ではわからないようなサイズの違いによって詰まりやすくなるので、正規の専用スティック以外は使わないようにしましょう。
また、イルマ専用のスティック以外を使用して詰まった際は保証対象外になります。交換してもらいたいと思っても買い直しになるリスクが高いので注意が必要です。
イルマが詰まったときの注意点
イルマが詰まった際に、問題を深刻にしがちな行為があります。初めて詰まったときには気が動転して、後になってから「何であんなことをしたのだろう」と思うこともよくあります。ここではイルマが詰まったときにまず考えるべき注意点を挙げるので参考にしてください。
スムーズに抜けないときは無理に引き抜かない
イルマが詰まったら、焦って引き抜こうとするかもしれません。
しかし、いつものようにスムーズにスティックが抜けないときには無理に力を込めずに、一度落ち着きましょう。
無理に引き抜こうとすると余計な方向に力が掛かり、スティックがさらに折れて直すのが難しい状況になるリスクがあるからです。
冷静になって対処すれば状況を悪化させずに済みます。
スティックが中折れしたとしても自分で取れれば、その日のうちにまたイルマを吸えます。
しかし、自分ではどうしようもなくなった場合には、何日も吸えなくなる可能性があります。
オンラインサポートを受けるには診断を受けなければならず、保証範囲内と判断された後に発送手続きになります。
原則24時間以内に届けてもらえますが、丸一日以上イルマを吸えません。アイコスのストアで直してもらうとその日のうちに吸えるようになる可能性がありますが、営業時間内に店舗まで足を運ばなければなりません。詰まったときには焦らず、冷静に対処することを最優先に考えましょう。
分解して故障すると保証対象外になる
イルマが詰まって簡単には直らなかったときに、サポートの対応を待っていられない人もいるでしょう。
ニコチンが切れるとイライラしてきてしまい、何とかしてすぐに直したいという強い気持ちに駆られることもあります。
ホルダーを分解して詰まっているスティックを取り出せば良いと思うかもしれませんが、むやみに分解するとイルマ本体が故障する原因になりかねないのでやめましょう。分解した結果、壊れてしまったら保証対象外になります。自分で直すのは無理だとわかった時点で、オンライン製品診断を受けて交換を申し込むのがおすすめです。
できることをしてからサポートに連絡する
サポートに連絡するときには最低限、自分でできることは済ませておきましょう。
アイコスではオンラインサポートを受けるときに製品登録が必要です。そして、オンライン診断を受けて交換対象になった場合にだけ交換手続きを進められます。電話やチャットでサポートを受ける際にも、基本的な対処法をしたかどうかを質問されます。スムーズな受け答えをして、他にできる可能性があることや、交換対応の可能性の有無を聞きましょう。自分でできることを済ませるとサポート側へ与える印象も良くなるので、より丁寧な対応を受けられるでしょう。
詰まりの心配のないPOD式の電子タバコ「ドクタースティックタイプエックス」
出典:ドクタースティック
タバコスティックが詰まってしまって使えなくなるリスクがあるのは加熱式タバコの弱点です。
加熱式タバコのはスティックが柔らかいので変形して詰まりやすくなったり、折れたりすることがあります。
しかし、POD式の電子タバコ「ドクタースティックタイプエックス」なら詰まりの心配はありません。
POD式なら硬くてちょっと力を加えたくらいでは折れません。PODの抜き差しで神経質にならなくても問題はなく、気軽に吸えるのがメリットです。
まとめ
イルマが詰まったときは、スティックが中折れしていなければうまく直せる場合がほとんどです。
ただ、中折れしてしまって取り出すのにも失敗したときには自分で直すことは容易ではありません。
アイコスストアに持って行って修理してもらうか、オンラインサポートに相談して交換してもらう必要があります。正しい使い方をしていれば詰まることはほとんどありませんが、古くなると詰まりやすくなるのは確かです。
詰まって交換対応が必要になり、しばらくイルマを吸えない状況になることを防ぐためには、詰まる心配がない電子タバコにするのもひとつの方法と言えるでしょう。「ドクタースティックタイプエックス」はPOD式で詰まる心配がありません。
故障時の無償交換サービスも充実しており対応も早いのが魅力です。
イルマが詰まって同じトラブルで苦労しないためにも、「ドクタースティックタイプエックス」への買い替えも検討してみましょう。