加熱式タバコ「アイコス(IQOS)」はニコチンゼロ?有害理由を解説

アイコスは紙巻きタバコより有害性が少ないと聞いて、アイコスに切り替えた人は多いですよね。

しかし、具体的にどれくらいニコチンが含まれているのか把握している人は少ないのではないでしょうか。

第三者機関による研究結果を元にすると、アイコスに含まれるニコチン量は以下のようになります。

 

加熱式タバコ 銘柄 1本あたりのニコチン量
アイコス(IQOS) マールボロ 0.785g
プルームテック(Ploom TECH) メビウス 0.14g
グロー(glo) ケント 0.49g

出典:http://www.tobacco-control.jp/Heat_not_burn_questions.htm

 

この記事ではアイコスに含まれるニコチンについて詳しく解説していきます。

 

加熱式タバコ「アイコス(IQOS)」とは

紙巻きタバコと比べると有害性が少ないことで注目を集めているアイコス(IQOS)。

日本国内でもっとも人気を集めている加熱式タバコとなっています。

まずは、アイコスにはどんな特徴があるのか見ていきましょう。

 

加熱式タバコ「アイコス」

アイコスはタバコ葉を燃やすのではなく、加熱することで蒸気を発生させて吸引する喫煙具です。

アイコスにはタバコスティック内部の金属片から加熱する誘導加熱式のイルマシリーズと、旧型モデルの金属片を加熱して喫煙するブレード式のIQOS3があります。

紙巻きタバコよりも有害物質の発生が少ないことと、加熱式タバコのみ喫煙可能な場所が増えていることから、アイコスに乗り換える喫煙者が多く注目のアイテムとなっています。

 

紙巻きタバコとの違い

アイコス 紙巻きタバコ
  • 加熱して蒸気を発生させる
  • 火を使わない
  • 紙巻きタバコより有害物質が少ない
  • 充電が必要
  • 本体デバイスの掃除・メンテナンスが必要
  • 燃焼して煙を発生させる
  • 火を使う(ライターやマッチなどが必要)

 

アイコスは加熱して蒸気を発生させますが、紙巻きタバコは燃焼して煙を発生させるというのが大きな違いです。

アイコスはたばこ葉を燃やさずに加熱して発生する蒸気を吸うため、紙巻きタバコと比べてニコチンなどの有害物質を減らすことができます。

また、アイコスは火を使わないぶんライターやマッチは不要ですが、バッテリーの充電や定期的なメンテナンスが必要になります。

 

アイコスにはニコチンが入っている

アイコス

出典:https://jp.iqos.com/

 

アイコスは紙巻きタバコと比べると有害物質が少ないといわれていますが、全くの無害というわけではありません。

アイコスを吸うときも、有害物質は発生します。

アイコスの公式サイトではタールが発生しないと謳っていますが、ある調査によってはタールが検出されたという報告もあります。

アイコスのニコチン・タール事情について詳しく見ていきましょう。

 

アイコスにもリスクはある

アイコスは紙巻きタバコよりも有害性が少ないとされていますが、無害ではありません。

紙巻きタバコと比べると少量なだけで、有害物質を摂取してしまうことに変わりはないのです。

また、アイコスを吸う人が吐き出した蒸気を周りの人が吸うことによって、望まない受動喫煙が生じてしまいます。

アイコスにもリスクはあるということをきちんと頭に入れておきしょう。

 

紙巻きタバコよりはニコチンが少ない

アイコスは紙巻きタバコと比べてニコチンの量が少ないとされています。

タバコ葉を燃やすのではなく加熱することで蒸気を発生させるため、ニコチンといった有害物質を大幅に削減することができるのです。

アイコス公式サイトでは「タールの発生がない」とされていますが、日本禁煙学会から公表されている資料では、アイコスにもタールの発生が確認されています。

また、アイコスは繰り返し使用して本体デバイスに汚れが溜まったまま喫煙すると、タールなどの有害物質が発生しやすくなるため注意が必要です。

 

出典:日本禁煙学会

ニコチン・タールが記載されていない理由

アイコスは紙巻きタバコと喫煙する仕組みが違うことから、タール・ニコチンの含有量を正確に測定する方法が確立されていません

そのためアイコス専用のタバコスティックにはニコチン・タールの量の記載がないのです。

「記載されていないからニコチンやタールは含まれていない」と、勘違いしないようにしましょう。

国内で販売されている加熱式タバコのパッケージにニコチン・タール量の表示がある場合は、「ニコチン・タールの摂取量は、吸い方により製品に表示された値とは異なります。」と記載するように定められています。

 

出典:財務省

アイコスイルマ「The Third IZUMI」はニコチンが入ってない

The-Third-IZUMI

出典:https://the3rdfree.com/izumi/

 

アイコスイルマ専用スティックの「The Third IZUMI」はタバコ葉の代わりに茶葉を使用しているため、ニコチンが含まれていません。

第三者分析機関の試験でニコチンの発生がないことが証明されています。

ニコチンの摂取を避けたい人は、「The Third IZUMI」を選ぶといいでしょう。

 

【ドクタースティックタイプエックス】もニコチンが入ってない

ドクタースティックタイプエックス

出典:ドクタースティック

アイコスは紙巻きタバコよりは有害性が少ないものの、無害ではありません。

ニコチンフリーの「The Third IZUMI」はアイコスイルマでしか吸えないため、旧型のモデルであるIQOS3といったブレード式のアイコス(金属片を加熱して喫煙するタイプ)では使用できません。

ニコチンフリーで体に害がなく喫煙を楽しみたい場合は、電子タバコという選択もひとつの手です。

 

吸い心地が抜群

ニコチンフリーにしたからといって吸い心地に満足できなければ意味がありません。

「ドクタースティックタイプエックス」は喉にガツンと来る吸い心地と、本格的な味わいが楽しめます。

タバコに求める味わいは人によって異なりますが、4種類のフレーバーがあるためお気に入りに出会えるかもしれません。

フレーバーは本格的な味わいが楽しめる「ストロングシガー」と、メンソールの爽快感がある「ストロングメンソール」、コーヒーの香りが特徴的な「ビターコーヒー」、果実の味わいの「ブルーメンソール」を取り揃えています。

 

喫煙所を利用しなくてOK

ニコチンフリーの電子タバコなので喫煙所以外の場所でも吸うことが可能です。

2020年4月の改正健康増進法の施行により、紙巻きタバコ、加熱式タバコは規制が厳しくなり喫煙する場所は限られるようになっています。

「ドクタースティックタイプエックス」は改正健康増進法の規制対象外なので、吸う場所が広がります。※使用の際は施設やお店などの規制をお守りください

「ドクタースティックタイプエックス」に切り替えることで喫煙所探しの煩わしさから開放されるでしょう。

 

電子タバコはたばこ税対象外

たばこ税増税の影響で年々タバコ代が高くなっていますが、タバコ葉を使用しない電子タバコの「ドクタースティックタイプエックス」は増税の対象外です。

防衛費増額のため1本当たり3円相当の引き上げ案があり、紙巻きタバコ、加熱式タバコを利用している喫煙者はタバコ代が増える可能性があります。

参考元:https://www.nhk.or.jp/politics/articles/lastweek/93462.html

まとめ

加熱式タバコのアイコスは紙巻きタバコより有害物質が抑えられることで注目を集めています。

とはいえ、有害性が少ないだけで健康被害が全くないわけではありません。

ニコチンを抑えたいのであれば、イルマ専用タバコスティックの「The Third IZUMI」を使用するといいでしょう。

しかし、アイコスは加熱式タバコである以上は決められた喫煙所でなければ利用することはできません。

この機会にニコチン0で吸える場所が広がる「ドクタースティックタイプエックス」に乗り換えてみてはいかがでしょうか。