「あれ?IQOSから変な匂いがするんだけど…」「IQOSを出し入れするたびにカスがパラパラ落ちる…」
IQOS(アイコス)を毎日美味しく吸うためには定期的なクリーニングが必要なのをご存知でしょうか?それをしないと異臭のもとやフレーバーの味が鈍ってしまうのに加えて、故障の原因にもなってしまいます。
もっともIQOSを普段使っていても正しいクリーニングの仕方を知っている人は多くはありません。味や臭いが気になってすぐに新型IQOSに買い直してしまうという人もいるのではないでしょうか?
そこで今回はIQOSの掃除の仕方について詳しく紹介していきます。
掃除のタイミングから、IQOSクリーニングツールの使い方までわかりやすく説明していくので、普段のお手入れの参考にしてみてください。
IQOS(アイコス)の掃除のタイミング
IQOS(アイコス)の定期的なクリーニングをするために、まずは適切な掃除のタイミングを知りましょう。
20本に1回の頻度
IQOSはホルダーの中にあるブレードにたばこスティックを挿しこみ、そのたばこスティックを加熱することで喫煙できます。
喫煙の度にたばこスティックを出し入れするので、ホルダー内部にはたばこクズが少しずつ蓄積していきます。そして、クズが溜まりすぎると、加熱が上手くいかず味が薄くなったり異臭の原因になったりするのです。
IQOSの掃除を1週間に1回など、期間を基準にしている人は多いかもしれません。
しかし、IQOSの「ユーザーガイド」には「たばこスティックを20本使用するごとにホルダーをクリーニングしてください」とあります。
つまり、たばこスティック20本入り1箱を吸い終わる時がちょうど掃除のタイミングというわけです。
ちなみに、10本連続で吸えるのがメリットのIQOS3マルチの場合は、その分、短期間でたばこクズが溜まりやすいはずです。そのため、期間ではなく、本数を基準に掃除をすることが大切になります。
1箱ごとにクリーニングをしなければいけないと考えると手間に感じてしまうかもしれません。ですが、加熱式たばこを100%美味しく楽しみ、何よりも本体を長く使うためには必要な手間なので「20本に1回クリーニング」という頻度は忘れないようにしましょう!
IQOS3のセルフクリーニング機能は意味ない?
IQOS3には加熱ブレードのセルフクリーニング機能が搭載されています。これは一定回数使用した際、IQOS3を充電すると自動的に作動するものです。
セルフクリーニング機能が作動することで、加熱ブレードに付着するたばこクズが減り、それまでよりもお手入れは楽になりました。
しかし、あくまでも「補助機能」のため、手動でしっかりと清掃はしなければなりません。
そこで活躍するのがIQOSをクリーニングするために設計された「IQOSクリーニングツール・クリーニングスティック」です。
これらは加熱ブレードを傷つけにくい素材で作られており、かつ掃除しやすい作りになっています。使い方は後述します。
ホルダー内にたばこクズが溜まったら掃除
たばこクズがホルダーに溜まると、異臭の元や故障の原因になる恐れがあります。
ホルダーの締まりが悪いなぁと感じたら、それはたばこクズが溜まっている証拠です。
その場合は、20本分使用していなくても、すぐにIQOS(アイコス)のクリーニングをしましょう!
IQOS掃除の必要アイテム&使い方
IQOS(アイコス)の掃除に必要なアイテムやその正しい使い方はご存知でしょうか。
ここからは掃除に必要なアイテムや正しい使い方を紹介するので、早速やってみましょう!
iQOSキット付属品の「IQOSクリーニングツール」
IQOSのスターターキットには本体と充電器のほかに「IQOSクリーニングツール」がセットで付いてきます。
使い方は簡単で、クリーナーのキャップを外してホルダーに差し込みクルクルとそっと回すだけです。
無くしてしまってもIQOSストアやIQOSオンラインストアで購入できます。
iQOSキット付属品の「IQOSクリーニングスティック」
「IQOSクリーニングスティック」は、たばこクズを落とすためのよくある綿棒に似たクリーニングキットです。
これを使用すればIQOSを傷つけることなくホルダーやキャップを掃除できます。
掃除グッズはコンビニで購入できる
IQOSクリーニングスティックはIQOSオンラインストアはもちろん、コンビニでも購入できます。
出先や、出張・旅行の際も気軽にコンビニで買えるので、いつでも掃除できて、快適な喫煙が楽しめます。
ダイソーの綿棒を代用するのもアリ
「IQOSクリーニングスティック」は30本入り1箱480円で販売されています。
ちょっと高いので、普通に100均で売っている綿棒でいいのでは?と思いますよね。
実際にダイソーの「ベビー綿棒」で代用できるという情報もあります。なぜベビーかというと、通常サイズの綿棒ではホルダーの中で動かしづらく、ブレードを傷付ける可能性が高いからです。
その点、ベビー綿棒は通常よりも細く使いやすいので代用品として使う人が多いのです。
ただし、クリーニングスティックよりも綿の部分が短いため、上下に動かしながら磨かなければいけないという難点もあります。クリーニングスティックはアイコス用に綿部分が長めに作られているのです。
また、綿部分から糸くずが出ないようになっていて、掃除しても機械部分にそれが残らないように工夫されています。
とはいえ、ベビー綿棒は200本で100円ほどと安く買えます。コストを抑えたいという人はこちらを使用してみてもいいでしょう。
綿棒で代用するのをOKとするのは個人の判断です。ただ、ホルダーの寿命を縮める可能性があることを覚えてきましょう。
無水エタノール(アルコール)を使用する
クリーニングスティックの代用品として綿棒を使う場合は、「無水エタノール(アルコール)」を使用することをおすすめします。クリーニングスティックにはあらかじめ、エタノールと水を各50%しみこませてあります。
そのため、無水エタノールを水で割って綿棒にしみこませて使うと、よりきれいに掃除ができるはずです。内部のアルコール消毒を行うこともでき、故障も未然に防ぐことができるでしょう。
ただし、公式では代用品を使うことを推奨していません。ベビー綿棒などの代用品で掃除をして故障した場合はメーカーの保証対象にはならないので注意しましょう。
正しいIQOS(アイコス)の掃除方法
それでは、IQOSのスターターキットに付いてくるお掃除ツールを使った掃除方法を説明していきましょう。
使うものはコレ!
上が「IQOSクリーニングツール」、下が「IQOSクリーニングスティック」(IQOS専用クルピカTM綿棒)です。
開けるとこんな感じです。
「あれ?自分が持っているのと違う…」と思った方もいるかもしれませんが、実はIQOSクリーニングツールは変わっています。
自分が持っているものと違う…という方は、後ほど解説する旧版を使った掃除方法をご覧ください!
今回お掃除するのは…
IQOS 3 DUOです!
ホルダーの中を覗いてみると…
たばこクズの黒いカスが結構溜まってます。まだそんなに使ってないからそうでもないだろうと思っていましたが、十分、掃除のタイミングですね。
キャップの方もこの通り。黒いカス付いてますね。
ホルダーもキャップも逆さにしてトントンしてカスを落としたら、本格的に掃除をはじめていきましょう!
「IQOSクリーニングスティック」でホルダー内をクルクル
では、ホルダーから。
「IQOSクリーニングツール」でホルダー内の底を優しく拭くようにクルクルします。綿部分が長いので、筒に沿うようにクルクルすれば、側面の汚れもついでに拭きとれます。
IQOSの内部は繊細な作りで乱暴に扱うと故障する恐れもあります。
底を掃除するときは特にブレードを壊さないように注意しましょう。
うっかり力を入れると折れてしまうことがあります。あくまでもやさしくです。
キャップもホルダーの場合と同じようにクルクルします。
さて、どれだけ黒いカスが取れたでしょうか…?
結構カスが出ました!スティックも真っ黒です!これだけ出たらキレイになっているのでは?
きれいな底が見えます!気持ちがいいですね。
キャップもすっきりです!
もっとしっかり掃除するならIQOSクリーニングツールを
まだちょっと黒いカスが残ってるな…と思ったら、IQOSクリーニングツールを使っていきます。
左はIQOSのホルダー、右はキャップを取ったIQOSクリーニングツールです。
クリーニングツールをこのように入れて、奥まで差し込み、回転させます。
あくまでもゆっくりです。思いっきりグリグリと回転させるとホルダー内部が傷つく可能性があります。
そして、もうひとつ注意を。クリーニングツールは必ずホルダーが熱くないときに使いましょう。そうしないとツールが熱で変形してしまうことがあるからです。
お掃除は以上です!吸ってみると、やっぱり味が違う。美味しくなります。
このひと手間がIQOSでの喫煙タイムをより良いものにするので、20本吸ったら、ささっとお掃除をするようにしましょう!
正しいIQOS(アイコス)の掃除方法(旧ツール版)
では、旧クリーニングツールを使ったIQOSの正しい掃除方法の詳細も紹介していきます。
IQOS専用のクリーニング用ブラシの正しい方法を覚えてから掃除しましょう。
お掃除するのはIQOS 2.4 PLUSです。
ホルダーの中を覗いてみましょう。
おぉ…結構カスが溜まってますね。これはやりがいがあります。
ブラシを使って加熱ブレード部分を掃除
まずは、掃除しないと故障につながる、加熱ブレード部分のあるホルダー側の掃除をしましょう。
この「IQOSクリーナーブラシ」の両端をつまんで引っ張り2つに分けます。
左の短い方がキャップ用ブラシで、右の長い方が加熱ブレード側用のブラシです。
ちょっと見えづらいですが、右側にもくるんとしたブラシが入っています。
さて、ブラシを使う前に、ホルダーをトントンしてみましょう。
…あんまり出てこないですね。
早速ブラシを使っていきましょう。
加熱ブレード側用のブラシです。
使う前に、ピョンと飛び出ている突起を引っ張りましょう。
右が飛び出ていたものです。「クリーニングフック」と呼ばれています。
これを付けたままお掃除するとホルダーを傷つけてしまうので、必ず取り外しましょう。
こちらは後で使います!
加熱ブレード側用ブラシをこのようにホルダーに挿し込んで、左右に回します。
ちょっとカスが落ちてきました。
引き続きクルクルとブラシを回します。あまり強く回してしまうと、ホルダーの中のブレードが折れる可能性があるので、あくまでも優しくです!
ある程度回したら、ブラシを外してホルダーを逆さに。
すると黒いタバコカスがパラパラと落ちてきました!
中を見てまだカスが残っていたら、引き続きキレイになるまで回しましょう。
ホルダーの中を確認してたばこクズが残っていなければ終了です。
スッキリしましたね!
ブラシを使ってiQOSホルダーのキャップを掃除
次はキャップ側の掃除です。
中を覗いてみましょう。
うん、それなりに汚れてますね。
では、掃除していきます。
キャップに先ほどの短い方のブラシを挿し込みます。
こちらも力を入れ過ぎると内部が破損する恐れがあるので、軽く優しく回しましょう。
逆さにするとカスが出てきました。
でも、まだカスが残っている場合もあります。
「IQOSクリーニングスティック」でホルダーやキャップを掃除
IQOSクリーナーブラシでも取れない汚れは、先ほどの新しい掃除方法でも出てきた「IQOSクリーニングスティック」を使って落としていきましょう。
スティックをホルダーやキャップに挿しこみ、やさしく拭いていきます。先端が真っ黒になったら、スティックの反対側も使って落としていきます。
中を見てカスが落ちてキレイになったら掃除はおしまいです!
もしも、キャップやホルダーに黒いカスがこびりついてブラシやスティックでは落ちない場合は、先ほどホルダー用のブラシから抜いた「クリーニングフック」を使います。
このように、こびりついているカスをこするようにして落とします。
代わりに楊枝などを使うと故障の原因になるのでやめておきましょうね!
トントンとするとカスが落ちてきました。ほかのカスと混じっててわかりづらいですね…すみません。
中を覗いてみると…
カスが落ちていますね!
これでお掃除完了です!
キャップはつけ置き洗いもおすすめ
キャップの掃除にはつけ置き洗いもおすすめです。洗面器に40度前後のお湯を用意してキャップを浸しましょう。
10分ほど経過したら、洗面器にたばこカスが浮いてきます。キャップを取り出して洗い流し、綿棒やティッシュなどで水気を取って乾かしてあげれば終了です。
クリーニングしても味が前と違うと違和感を感じている人はキャップを洗ってみると違和感が改善される可能性があります。
IQOS(アイコス)掃除の注意点
IQOSは精密機械なので、掃除をする際は注意しないと破損してしまう恐れがあります。以下の点に留意して掃除するようにしましょう。
ブレードが折れる可能性がある
加熱ブレードを掃除する際に、クリーニングツールやクリーニングスティックで強く擦ってしまうとブレードが折れる可能性があります。
汚れが落ちないからと無理に擦らないようにしましょう。純正品でないもので掃除をする場合は、保証対象にならないのでより注意が必要です。
水に弱いので注意
IQOSは精密機械なので水に弱いという点も忘れてはいけません。
水没させてしまうと動かなくなってしまいます。間違ってもキャップ以外のホルダーやチャージャーを水洗いしてはなりません。アイコスに飲み物をこぼした場合も早々に水をふき取り乾燥させるようにしましょう。
掃除しても改善されない時は?
自分で掃除してもいまいちきれいに汚れが取れず美味しく吸えなかったり、加熱がうまくできなかったりする場合もあるでしょう。
その場合は無理に分解してなんとかしようなどと思わず、以下のような方法をとりましょう。
無料のクリーニングサービスを利用する
IQOSには無料のクリーニングサービスがあります。IQOSのクリーニング方法をきちんと実践するとそれなりに手間がかかり、それでもきれいに取れない汚れもあるでしょう。
クリーニングサービスは全国のIQOSストアやヤマダ電機協力店舗などで受け付けています。プロの手で定期的に掃除してもらうをことをおすすめします。
アフター保証を利用する
掃除しても加熱がうまくいかないなど、完全に故障してしまった場合は、アフター保証を利用しましょう。製品登録をしていれば、自損の場合でも条件さえ合えば1回は無料で交換してもらえます。
保証期間は1年です。壊れてしまった時はすぐにカスタマーセンターへ連絡しましょう。
加熱式タバコiQOSの掃除がめんどうなら【Dr.stick】がおすすめ
簡単とはいうけれど掃除はやっぱりめんどくさい!と思っている方には電子タバコ【Dr.stick】がおすすめです。
【Dr.stick】は昨今の喫煙事情や健康を考え作られたもの。ニコチン0でも本格的な吸い心地を楽しむことができます。
リキッドなので掃除の必要なし
Dr.stickは、アイコスのような加熱式タバコとは違い、リキッドを加熱して出た水蒸気を吸うので、たばこカスは出ません。
リキッドがなくなったらPODを交換するだけなので、掃除の必要はなし。本体も掃除の必要はありません。手間なく使い続けることができます。
ニコチンが含まれていない
Dr.stickはニコチン・たばこの臭いAllゼロ!日常的に吸ってもタバコ葉を使用する紙タバコや加熱式タバコのような健康への影響はありません。副流煙や臭いを気にする人も安心です。
フレーバーは、ストロングシガー・ストロングメンソール・ブルーメンソール・ビターコーヒー。今まで紙タバコや加熱式タバコを吸っていた方も、喫煙が初めての方も楽しめるでしょう。
安心のアフターサービス
Dr.stickには安心のアフターサービスが付いています。
定期便継続中、さらに、解約してもそれから1年間は、年間3回まで無償で交換してもらえます。故障の原因が自損でもOKです!
持ち歩くことが多く、うっかり落とすことも結構あるのが電子タバコ。このアフターサービスはうれしいですよね。
また、「365日間の初回分全額返金保証」も用意されています。吸い心地やフレーバーに満足できなかったという理由でも定期便の初回の金額を全額返金してもらうことが可能です。
加熱式タバコが故障して電子タバコへの乗り換えを考えている、初めて吸うならノンニコチンがいいという方を利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回はIQOSの掃除の仕方について紹介してきました。
たばこカスが溜まると、故障の原因や異臭の元となる恐れがあります。まめに掃除をして、美味しく、楽しい喫煙ライフを楽しみましょう。
故障してしまった場合は、健康のことも考え、手軽な電子タバコへの乗り換えを検討することもおすすめです。