健康志向が高まっている今、タバコの体への影響が気になっているという方は多いでしょう。
しかし、喫煙に利点を感じているうちはなかなかやめにくいものです。
この記事では喫煙・禁煙それぞれのメリットや、デメリットについて紹介していきます。
タバコをやめようか迷っている人は、ぜひチェックしてみてください。
喫煙のメリット
まずは、喫煙で得られるメリットについて見ていきましょう。
タバコを吸うメリット
タバコと聞くと非喫煙者はとくにデメリットの方が思い浮かぶでしょう。
しかし、喫煙者は以下のようなメリットを得ているのです。
気分が落ち着く
イライラしたり落ち着かないときに、タバコに手が伸びる人は多いでしょう。
これは焦る気分を落ち着かせたり、不安な気持ちを安定させたりする効果を感じるからです。
喫煙者がタバコを手元に置いておくのは、精神安定剤のような意味もあるでしょう。
やる気が出る
タバコに含まれる「ニコチン」は有害物質として知られています。
しかし、ニコチンにはやる気を奮い立たせるというメリットもあるのです。
タバコを吸うことでニコチンが脳の意欲をつかさどる「側坐核(そくざかく)」という部分に作用してドーパミンを放出、やる気を引き起こします。
職場で喫煙するメリット「タバコミュニケーション」
タバコを吸わない人は、喫煙者がたばこ部屋で何をしているのか気になっているのではないでしょうか。
タバコを吸う人同士が集まる喫煙室や喫煙スペースでは、いわゆる「タバコミュニケーション」が行われていることが多いです。
タバコという共通点があるだけで、年齢や部署の垣根を超えたコミュニケーションを取りやすくなり、そのおかげで人間関係が構築でき、仕事が円滑に進むことも珍しくありません。
一緒に喫煙することが、打ち解けやすい雰囲気作りに役立っているのです。
たばこを吸わない人からすると、給湯室でお茶を入れながら、ほかの部署の人とおしゃべりする感じに近いでしょうか。
喫煙が潰瘍性大腸炎を抑制する?
体に悪いイメージの強いタバコですが、潰瘍性大腸炎(UC)関しては発症、悪化のリスクを抑える可能性があるとされています。
潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜に潰瘍やびらんが起こる疾患です。
実はこの潰瘍性大腸炎は、喫煙者が禁煙したケースで発症数が増えることで知られています。過去の研究ではニコチンの貼り薬を使ったグループがニコチンを使っていないグループと比べて寛解した人が多かったという結果が出ています。
つまり、タバコに含まれる「ニコチン」が潰瘍性大腸炎に何らかの効果をもたらす可能性があるということですが、現段階では具体的な関連性はわかっていません。
喫煙と飲酒どっちがメリットがある?
大人のたしなみといえば喫煙と飲酒ですが、どちらの方がよりメリットがあるのでしょうか。
喫煙には気分が落ち着く、やる気が出る、コミュニケーションが取りやすくなるなどのメリットがある一方、さまざまな病気のリスクが上がるというデメリットがあります。
飲酒も飲み過ぎれば肝障害や脂質異常症、高血圧などを引き起こす可能性があります。
ただし少量の飲酒であれば、血行促進効果や食欲増進、精神的ストレスの緩和といったメリットも存在します。飲みニケーションともいわれるようにコミュニケーション手段として役立てている方もいるでしょう。
両者ともに摂取量が増えれば体へのリスクが大きくなるため、吸い過ぎ・飲み過ぎは推奨できません。
とくに喫煙に関しては、がんや呼吸器系の病気リスクは間違いなく上がるため、たとえ少量であってもおすすめしません。
つまり、適量の飲酒にのみメリットがあると言えるでしょう。
喫煙のデメリット
喫煙を続けることは、体にさまざまなリスクを引き起こす原因となります。
具体的な喫煙のデメリットは以下のとおりです。
がんのリスクが上がる
喫煙ががんリスクを上げることはよく知られた事実です。
たばこが引き起こすがんとして真っ先に思い浮かぶのは「肺がん」ですが、実はそれ以外のがんの原因となっていることも少なくありません。
たばこには「たばこ特異的ニトロソアミン類」や「多環芳香族炭化水素類(PAHs)」など、約70種類もの発がん性物質が含まれています。
これらの発がん性物質は喫煙によって早々に肺に入り、さらに血液によって体全体に運ばれてしまいます。
結果、全身の臓器のがんリスクが高まってしまうのです。
以下の10種類のがんは、喫煙との因果関係が極めて高いことがわかっています。
- 鼻腔・副鼻腔がん
- 口腔・咽頭がん
- 咽頭がん
- 食道がん
- 肺がん(扁平上皮がん・小細胞がん)
- 肝臓がん
- 胃がん
- すい臓がん
- 子宮頸がん
- 膀胱がん
また、がん患者が喫煙をすると、再発、転移、新たながんの発生の原因になることも知っておきましょう。
がん以外の疾病の原因にもなる
喫煙が引き起こすのはがんだけではありません。
呼吸機能低下や結核、慢性閉そく性肺疾患といった呼吸器系疾患のリスクが上がるのはもちろん、虚血性心疾患や脳卒中といった循環器系の重大な病気の危険因子となる可能性もあります。
さらには歯周病や2型糖尿病、女性の場合は早産や胎児の発育遅延の原因になるなど、体にさまざまな悪影響を及ぼすことがわかっています。
またニコチンは依存性が非常に高く、たばこをやめようとしても不安になる、寝つきが悪いなどの離脱症状に悩み、また喫煙してしまう人は少なくありません。これがニコチン依存症です。
タバコを吸うと気分が落ち着く、ストレス解消になるという人は多いですが、これはニコチンによる心理的依存の状態です。
そもそもニコチンを摂取しなければ、ニコチンが足りなくなるとイライラするという状況は起こらないのです。喫煙するとやる気が出るというのもニコチンによってドーパミンが放出されるからですが、その代償で背負うリスクは重すぎます。
禁煙を試みたもののイライラや不安感といった強い離脱症状がある場合は、禁煙外来で禁煙指導や禁煙補助薬の処方を受けるなど、正しい禁煙治療を行うことをおすすめします。
まずは、ご自身の依存レベルをニコチン依存度チェックで確認してみてはいかがでしょうか。
http://www.e-kinen.jp/check/index4.html
加熱式タバコにもリスクがある
紙巻タバコよりも健康被害が少ないというイメージがあることから、近年加熱式タバコの人気が高まっています。
また厚労省による分煙対策の影響で、吸える場所の多い加熱式タバコに切り替えたという人もいるのではないでしょうか。
しかし、加熱式タバコには紙巻きタバコ同様に「ニコチン」や「タール」が含まれています。
そのため加熱式タバコであっても、がんやその他の疾病リスクが上がることは否定できません。
禁煙目的で加熱式タバコに切り替えたとしても、実際は同じタバコであり健康影響を回避することは難しいといえるでしょう。
論文が示す喫煙のデメリット
喫煙のリスクが気になる人の中には、本数を減らすことで体への影響を軽減しようと考えている人もいるかもしれません。
しかし最新のたばこ研究論文によれば、たとえ1日1本の喫煙だとしても「冠動脈疾患」と「脳卒中」のリスクが高まることがわかっています。
現段階ではそれ以外の病気リスクが上がるというエビデンスは示されていませんが、だとしても冠動脈疾患や脳卒中といった、重大疾患のリスクを無視することはできないでしょう。
ヘビースモーカーでなくても、喫煙のリスクは存在するのです。
喫煙・飲酒年齢が引き下げられたらメリットはあった?
民法の一部改正により、2022年4月より満18歳から成人として扱われるようになります。
しかし、成人になると認められていた「喫煙・飲酒」については今まで通り20歳からで引き下げ対象外です。
もしも「喫煙・飲酒」も18歳に引き下げられたら、何らかのメリットはあるのでしょうか。
メリットは少ない
実は海外の主要国では喫煙・飲酒の解禁を18歳前後に規定しているところが多いです。
そのため、日本でも成人年齢の引き下げとともに、喫煙や飲酒の可能年齢を引き下げてはどうかという意見もあったようです。
実際、2012年に実施された内閣府の調査報告では、喫煙・飲酒の年齢制限引き下げのメリットはあるかという質問について、成年年齢が下がるなら合わせた方がいい、早いうちから自分の行動に責任を持たせるきっかけになるというような意見も出ています。
しかし、「特にない」と回答している人は6割以上であり、多くの人がメリットを感じないというのが正直なところといえるでしょう。
参考:62~63P
喫煙と健康
リスクの方が明らかに多い
早期の喫煙・飲酒に関しては、リスクの方が明らかに多いことがわかっています。
- 喫煙開始年齢が若い人ほど、ニコチン依存度が高くなる
- 若い頃に喫煙を始めると、がんや虚血性心疾患のリスクが高くなる
- 飲酒開始年齢が早い人はアルコール依存症になりやすい
- 生活習慣の乱れや浪費癖などの原因となる
- 満18歳とそれ以外の年齢が混在する教育現場の混乱
- 歩きたばこやポイ捨てといった、迷惑行為の増加
- 事故や暴力事件、問題のある性行動など、社会問題の増加
本人の健康リスクをはじめ、生活習慣の乱れや素行不良の原因となる可能性など、喫煙・飲酒可能年齢の引き下げにはリスクの方が明らかに多いです。
禁煙すべき!得られるメリット
禁煙することは、健康面でのメリットが大きいことは間違いありません。
現在喫煙している人は、禁煙によって得られるメリットをぜひチェックしておきましょう。
厚生労働省が示す禁煙のメリット
長年喫煙習慣のあった人でも、禁煙することで得られるメリットは多いです。
厚生労働省では、禁煙することによる効果を以下のように示しています。
- 周りの人への副流煙の影響を抑えることができる
- 血圧と脈拍が正常値になる
- 血中の一酸化炭素濃度が低下し、酸素濃度が上がる
- 心臓発作のリスクの低下や循環機能の改善
- 味覚や嗅覚が正常に戻る
- せきなどが出づらくなる
- 長期的に禁煙を続けることで、虚血性心疾患・脳梗塞・肺がんなどのリスクが下がる
- 10年以上禁煙を続けることで、さまざまな健康リスクが非喫煙者と同等近くまで下がる
参考:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/tobacco/t-08-001.html
以上のように、喫煙によって低下していたさまざまな体の機能が禁煙によって元の状態へと回復することがわかっています。
多少時間はかかるものの、長期にわたって禁煙を続けられれば脳梗塞やがんといった重大な疾病リスクの予防につなげることも可能です。
ほかにもある禁煙のメリット
禁煙のメリットはがんや循環器系疾病のリスクを下げるだけではありません。
喫煙習慣のある人は、たばこが吸えないことへのイライラや不眠、慢性的なだるさに悩まされている人が多いです。
しかし、禁煙することでこうした症状がなくなり、健康的な生活を送ることができるようになります。
さらには、肌や髪にハリ・ツヤが出てくる、食事が美味しく感じられるようになる、集中力が高まる、熟睡できるようになるといった効果を実感する人も多いです。
また、禁煙を続けることで保険料が安くなる、たばこ税やたばこ自体にかかるお金が節約できるなど、金銭面でのメリットを得ることもできます。
飲食店で禁煙・分煙するメリット
禁煙によるメリットが得られるのは個人だけではありません。
飲食店が禁煙・分煙するメリットは以下の通りです。
- タバコが苦手な人たちを集客することができる
- 掃除の負担を減らすことができる
- タバコのニオイや煙のせいで、料理の味が損なわれることがない
- 店のイメージアップにつながる
- 分煙されていれば喫煙者は非喫煙者に気を遣わずに喫煙できる
現在は改正健康増進法によって、望まない受動喫煙を防止するためのたばこ対策が進んでいます。
飲食店も例外ではなく、屋内原則禁煙や分煙が義務となっています。
このことはタバコを吸わない人だけでなく、愛煙家や店舗側にとってもメリットが大きいといえるでしょう。
喫煙にメリットを感じないならドクタースティック
出典:ドクタースティック
喫煙にメリットを感じない、しかし完全な禁煙は口寂しいという人もいるでしょう。
そんな場合は健康面にも配慮できる電子タバコ「ドクタースティック」がおすすめです。
ニコチン・ニオイゼロ
ドクタースティックにはニコチンが一切含まれていません。
従来のタバコのような健康リスクがないため、体への影響を気にしている方におすすめです。
ニオイもないので、服や部屋にタバコ臭がつく心配もありません。
受動喫煙の心配なし
ニコチンフリーのドクタースティックは、受動喫煙の心配がありません。
周囲に健康被害を及ぼす危険性がないので、家族や友人に気兼ねすることなく使用できます。
自分の健康改善だけでなく周りの人の健康も守りたいなら、ドクタースティックを選択肢のひとつとして考えてみることをおすすめします。
まとめ
気分が落ち着く、やる気が出るなど、一定のメリットを感じて喫煙している人は少なくありません。
しかし、それ以上にタバコにはさまざまなデメリットがあります。
がんや循環器系の疾患といった重大な病気の原因になるのはもちろん、歯周病や肌荒れを引き起こすなど、デメリットは多いです。
また、自分だけでなく周囲の人にも望まない受動喫煙をさせてしまう可能性があります。
こうしたデメリットを解消したいけど、すぐにタバコはやめられない…という人にはニコチンフリーのドクタースティックがおすすめです。
ニコチンのない生活を続けることで、あなたも禁煙のメリットを感じてはみませんか。