よく一服しに行っていた徒歩圏内のファミレスやカフェが完全禁煙になってしまい、「たばこを吸える場所がなくなった…」とガッカリしている愛煙家の方々もいるのではないでしょうか。
ですが、飲食チェーン店によって喫煙事情は異なり、喫煙可能なお店もあります。
この記事では、喫煙可(分煙)&完全禁煙化した主なファミレス、喫煙可の主なファーストフード・カフェを紹介します。
ファミレスは原則屋内禁煙
2020年4月1日に受動喫煙防止を目的とした「改正健康増進法」が全面施行され、居酒屋やレストランなどの飲食店は屋内原則禁煙となりました。
店舗規模や営業開始時期によって例外はありますが、ファミレスはある程度店舗規模が大きいため、原則屋内禁止に該当し、完全に喫煙不可としたお店が多くなっています。
ただし、たばこの煙が外に流れないようにする技術的基準を満たしていれば、喫煙室の設置が認められているため、その対応を取っているファミレスの店舗もあります。
喫煙室には喫煙専用室・加熱式たばこ専用喫煙室があり、以下のような違いがあります。
喫煙専用室
喫煙専用室では、紙巻きたばこ・加熱式たばこのどちらも喫煙可能です。
室内での飲食はNG、20歳未満(従業員含む)は室内に入ることはできません。
加熱式たばこ専用喫煙室
加熱式たばこ専用喫煙室は加熱式たばこ限定の喫煙室で、経過措置として設置が認められています。
室内で飲食可能なため、食事をしたりコーヒーを飲んだりしながらたばこを吸えます。
喫煙専用室と同じく、20歳未満(従業員含む)の立ち入りは禁止です。
喫煙可!主なファミレス
ここでは、喫煙可能なファミリーレストラン情報を紹介します。
ココス(東京・神奈川・千葉などの一部店舗)
「ココス」は、2019年9月末までに全店全席禁煙が実施されています。
公式サイトで調べてみると、全店舗526軒中、喫煙ルームを設置している店舗が30軒あります。(2021年10月11日時点)
そのため、東京・神奈川・千葉など一部店舗のみですが喫煙可能です。
店舗情報はこちらから確認できます。↓
店舗検索 | ココス- おいしくたのしいレストラン~ [COCO’S]
びっくりドンキー(北海道・東京・愛知などの一部店舗)
「びっくりドンキー」は全国に340店舗(2021年10月11日時点)あり、全店全席禁煙です。
北海道・東京・愛知などにある30店舗には、喫煙ルームが設置されています。
店舗情報はこちらから確認できます。↓
店舗一覧|びっくりドンキー
ジョイフル(茨城・愛知・岡山・福岡・鹿児島などの一部店舗)
九州を中心に632店舗(2021年9月30日時点)を展開している「ジョイフル」は、改正健康増進法が全面施行された2020年4月1日から全店全席禁煙となっています。
茨城・愛知・岡山・福岡・鹿児島などの一部店舗には、喫煙ブースが設置されています。(2021年10月11日時点)
店舗情報はこちらから確認できます。↓
店舗検索|ファミリーレストラン ジョイフル [Joyfull]
ブロンコビリー(神奈川・千葉・大阪の一部店舗)
東海地方を中心に展開している「ブロンコビリー」は、2020年3月19日に全店終日禁煙になりました。
神奈川・千葉・大阪の一部店舗(相模原上鶴間店・高津久末店・津田沼店・豊中向丘店)では、喫煙専用室でたばこが吸えます。(2021年10月11日時点)
店舗情報はこちらから確認できます。↓
店舗検索 ステーキ・ハンバーグのブロンコビリー
完全禁煙化!喫煙不可の主なファミレス
喫煙所の設置がなく、全店舗で完全禁煙化されたファミレスもあります。
ここでは、2021年10月11日時点で喫煙不可となっている主なファミレスを紹介します。
すかいらーくグループ
すかいらーくグループは「ガスト」や「ジョナサン」などのファミレスのほか、中華料理・焼肉屋・和食・回転寿司などさまざまな業種の飲食チェーンを運営しています。
お客様や従業員の健康増進と職場環境の改善を目的とした「カラダにおいしい空気を。プロジェクト」を発足し、2019年9月1日から約3,200店舗あるすべてのお店で敷地内禁煙を実施しています。
公式サイトでは喫煙者の従業員向けの動画を公開しており、禁煙サポートの取り組みも行っています。
デニーズ
デニーズでは喫煙席や喫煙専用室による分煙を行っていましたが、喫煙席のクリーニングや改装が行われ、2020年4月1日より全店全面禁煙になりました。
加熱式タバコ・電子タバコも対象で、駐車場での喫煙も控える必要があります。
ロイヤルホスト
ホテルのような内装や高級感のあるメニューで人気の「ロイヤルホスト」は、2009年から個室型の喫煙ルームを設置し、分煙化による全店全席禁煙を実施していました。
2020年4月1日からは敷地内全面禁煙となったため、喫煙ルームや駐車場を含めてたばこを吸うことはできません。
サイゼリヤ
「サイゼリヤ」は2019年9月に全店全席禁煙を実施予定でしたが、多くの要望があったことから対応を急ぎ、子供や若者の利用が増える夏休み前の2019年6月1日に全店約1000店舗の全席禁煙を完了しています。
喫煙室を設置している店舗もあるようですが、公式サイトの店舗情報では確認できませんでした。
喫煙可の主なファーストフード・カフェ
喫煙利用可能な主なファーストフード・カフェ情報(2021年10月11日時点)を紹介します。自宅よりもカフェの方が自習室のように集中力が持続して、仕事や資格取得の勉強などもはかどるという喫煙者の方は、ぜひ参考にしてください。
フレッシュネスバーガー
マクドナルドやモスバーガーなど、ほとんどのファーストフード店では完全禁煙化がなされていますが、「フレッシュネスバーガー」には喫煙室を設置している店舗があります。
完全禁煙の店舗は148軒あり、東京の3店舗に喫煙専用室が、東京・神奈川などの15店舗に加熱式たばこ専用喫煙室が設置されています。
店舗情報はこちらから確認できます。↓
店舗検索|フレッシュネスバーガー
ドトール
「ドトール」には、紙巻きたばこと加熱式たばこが吸える喫煙ブース、加熱式たばこ専用の喫煙席を設置している店舗があります。
加熱式たばこ専用の喫煙席では飲食可能なので、コーヒーを飲みながら喫煙が楽しめます。
店舗情報はこちらから確認できます。↓
店舗検索|ドトールコーヒー
カフェ・ベローチェ
「カフェ・ベローチェ」を運営する株式会社シャノアールでは、コーヒーハウス・シャノアールやカフェ・セジュールなど他ブランドも含めた全店舗で分煙・禁煙対策を実施しています。
カフェ・ベローチェの公式サイトで調べてみると、完全禁煙の店舗は15軒、喫煙ブースがある店舗は139軒、加熱式たばこ専用喫煙室がある店舗は7軒ありました。(2021年10月11日時点)
店舗情報はこちらから確認できます。↓
カフェ・ベローチェ |店舗検索|C-United株式会社
タリーズコーヒー
「タリーズコーヒー」は、店舗によって完全禁煙・喫煙ブース・加熱式たばこ専用喫煙席の3パターンに分かれています。
例えば、新宿エリアでは、完全禁煙の店舗は19軒、喫煙専用室がある店舗は2軒、加熱式たばこ専用室がある店舗は7軒あります。
店舗情報はこちらから確認できます。↓
ショップ検索 | TULLY’S COFFEE – タリーズコーヒー
タバコを吸う場所探しが面倒ならドクタースティック
出典:ドクタースティック
喫煙室のあるファミレスやカフェもありますが、「外出先でたばこを吸える場所を探すのが面倒くさい」「狭い喫煙室で吸っていると肩身が狭く感じる」という人もいるでしょう。
飲食店の完全禁煙・分煙化をきっかけにたばこの代わりを探しているなら、電子タバコ「ドクタースティック」がおすすめです。
ドクタースティックは、フレーバー付きのリキッドPODをスティック本体に装着して水蒸気を吸って楽しむ製品です。
たばこ葉不使用なのでニコチンは発生せず、いやなニオイもありません。
蒸気量が多く刺激的な吸い心地で、口コミでは「吸った気になれる」「満足できる」と高く評価されています。
マナーを守り周囲の人への配慮は必要となりますが、改正健康増進法の対象外なので吸う場所を選びません。
POD1つで1200回前後吸引可能、1箱(5POD入り)で紙巻きタバコ約30箱分とコスパの良さでも人気です。
気分転換したいときや一服したいときは、ドクタースティックをたばこ代わりに使用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ファミレス・カフェ・ファーストフードでは改正健康増進法に伴い、受動喫煙防止対策に取り組んでいます。
これまで飲食チェーン店では当たり前のようにたばこを吸えていましたが、今後は喫煙目的で利用する場合は店舗情報をチェックした方がよいでしょう。
たばこは自分自身の健康だけでなく、受動喫煙で周囲の人の健康にも悪影響を及ぼします。
タバコの代わりを探している方は、今回紹介したおすすめ情報を参考にしてみてくださいね。