喫煙経験者なら、タバコを吸ったときに頭がクラクラする「ヤニクラ」を体験したことがある方は多いはずです。
今回は、ヤニクラの原因や初心者が感じやすい症状、対処法など、ヤニクラに関する情報について詳しく解説します。
ヤニクラしない電子タバコについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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タバコを吸うとなるヤニクラとは
はじめに、ヤニクラの意味・原因・症状などを紹介します。
ヤニクラの意味
ヤニクラの「ヤニ」とは、タバコを吸うとフィルターや歯に付着するネバネバとした物質「タール」のことです。
タールはタバコの煙に含まれる粒子成分の総称で、有害物質や発がん性物質を多く含んでいます。
タールを含むタバコ自体が「ヤニ」と呼ばれることもあり、「ヤニ(タバコ)を吸ったときに頭がクラクラする」という状態を略して「ヤニクラ」といいます。
ヤニクラの原因はタールではない
「ヤニクラ」とタールを意味するヤニが名称に入っているものの、タールはヤニクラの直接的な原因にはなりません。
ヤニクラが起こるのは、タバコの煙に含まれる化学物質「ニコチン」の血管収縮作用によるものです。
タバコを吸ってニコチンが体内に取り込まれると、血管が収縮して脳の血流が悪くなります。
その結果、脳貧血を起こして頭がクラクラする状態になるのです。
タール値が高いタバコはニコチン量も多いため、そういう意味ではタールもヤニクラに関連があるといえるでしょう。
また、タバコには、血液中の酸素を全身に運ぶ機能を邪魔する「一酸化炭素」も含まれています。
そのため、酸欠状態になってヤニクラの症状が引き起こされる場合もあります。
頭痛・吐き気で気持ち悪い…初心者が感じやすい症状
タバコを吸うと全身で血行不良や酸素不足が起こるため、頭がクラクラするだけでなく、他にもさまざまな症状が出る場合があります。
たとえば、
- めまい
- ふらつき
- 頭痛
- 吐き気
- ボーッとする
- 手足のしびれ・冷え
などです。
ヤニクラの症状は、喫煙初心者が肺に煙を入れたときに特に感じやすいです。
気持ち悪くなったら、無理やり吸うのはやめましょう。
また、ヘビースモーカーになると血液や酸素が不足している状態が続くので、痙攣や失神など重度のヤニクラ症状が起こるケースもあります。
倒れることも考えられるので、タバコの吸い過ぎには注意しましょう。
慣れると快感になる人も
タバコを吸ったときの頭がクラクラする感覚が、慣れると快感になる人もいます。
ヤニクラは、
- 初めてタバコの煙を肺に入れて吸ったとき
- いつもよりタール・ニコチン量が高いタバコを吸ったとき
- 期間を置いて喫煙したとき
などに起こりやすいです。
クラクラする感覚は慣れると感じにくくなるため、タバコの銘柄を変えたり、わざと短期的に禁煙をしたりして、ヤニクラ感を得ようとする喫煙者もいるようです。
ヤニクラの原因でもあるニコチンが体内に入ると、脳内から快感をもたらすドーパミンが大量に放出されます。
その快感を得ようとして、またタバコを吸いたくなるのが「ニコチン依存症」です。
本来不快であるはずのヤニクラの症状が気持ち良く感じるなら、ニコチン依存度が高いと考えられます。
アイコスなどの加熱式タバコやシーシャでもヤニクラはある
紙巻きタバコだけでなく、たばこスティックを電気加熱して吸う「アイコス」のような加熱式タバコや、煙を水にくぐらせて吸う「シーシャ」のような水タバコも、タバコ葉が使われているので、ニコチンが含まれています。
そのため、アイコスでもシーシャでもヤニクラになることはあります。
毎回ヤニクラする場合の対処法5選
タバコを吸うとヤニクラする人は、喫煙のタイミングや吸い方を見直してみましょう。
ここでは、毎回ヤニクラする場合の対処法を5つ紹介します。
チェーンスモークをやめる
最近はタバコを吸える場所も少なくなったので、喫煙所に行くと「今のうちにたくさん吸っておこう」と連続で喫煙する人もいるのではないでしょうか。
途切れることなく何本も喫煙する吸い方を「チェーンスモーク」といいます。
チェーンスモークをすると、ニコチンや一酸化炭素を大量に摂取することになり、ヤニクラが起きやすくなるので、やめておきましょう。
飲酒時の喫煙を避ける
お酒を飲みすぎると、めまいや吐き気がすることがあります。
その上、タバコまで吸うとヤニクラも加わり、より強い症状が現れることも考えられます。
飲酒時は不調が起きやすいので、喫煙を避けるようにしましょう。
ちなみに、タバコを吸うと胃酸の分泌量が増えるといわれています。
空腹時は胃酸の刺激を受けやすく、喫煙で胃酸が増えると胃痛などを感じやすくなる可能性があるので気をつけましょう。
睡眠不足なら吸わない
睡眠不足のときは脳が酸欠状態になり、吐き気やめまい、頭痛などの症状が現れやすくなります。
タバコを吸うとさらに脳に酸素が足りなくなり、症状を悪化させる可能性があります。
また、ニコチンには覚醒作用があるため、寝る前にタバコを吸うと寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりするので注意しましょう。
換気をきちんとする
換気の悪い空間で喫煙すると、副流煙に含まれるニコチンや一酸化炭素も摂取してしまいます。
特に、複数人が喫煙していて煙が充満している喫煙所で吸うと、ヤニクラが起きる可能性が高まります。
室内で吸うときは換気をきちんとする、密集している喫煙所は利用しないなど、ヤニクラ対策をしましょう。
慣れないならタバコを吸うのをやめる
喫煙のタイミングや吸い方を変えても毎回ヤニクラ症状が起こるなら、ニコチンや一酸化炭素の影響を受けやすい体質なのかもしれません。
ヤニクラの症状が辛いなら喫煙を辞めるのが一番です。
タバコは血流を悪くして血圧を上げるため、動脈硬化や心筋梗塞などの循環器疾患のリスクを高めます。
また、呼吸器疾患や消化器疾患などのリスクも高まるため、たとえヤニクラの症状がなくても、健康を考えるなら喫煙をやめるのをおすすめします。
参考:https://www.pref.chiba.lg.jp/kenshidou/faq/461.html
加熱式タバコの喫煙者なら、たばこ葉の代わりに茶葉を使用した、アイコスでも吸えるタイプのノンニコチンスティックなども販売されているので、試してみるのもよいでしょう。
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ヤニクラの治し方
ヤニクラの症状が起きたときは焦らず冷静に対処しましょう。
ここでは、ヤニクラ症状の治し方を4つ紹介します。
深呼吸をする
深呼吸をすると肺や消化器などが刺激されて血液の循環が良くなり、脳に酸素を届けることができます。
ヤニクラ症状が起きたら、落ち着いてゆっくり深呼吸をしてみましょう。
水を飲む
水分を摂ると有害物質がスムーズに排出されやすくなります。
体内の水分量が少ないと血液量も少なくなって血行が悪くなるので、日頃から水を飲む習慣を作っておきましょう。
楽な服装で横になる
めまいなどの症状があるときに無理に動くと、転倒したり、さらに症状が悪化したりする恐れがあります。
ヤニクラ症状が起きたら、安静にすることが大切です。
ボタンやベルトなど体を締め付けるものは外して、楽な服装で横になって休みましょう。
ストレッチをする
症状が軽く、体を動かせる場合は、軽いストレッチをして血液の循環を促す方法もあります。
ただし、吐き気やめまいなどがあるときは、無理をしないようにしましょう。
電子タバコはヤニクラしない!その理由は?
「ヤニクラは避けたいけれど、たばこをやめるのはツラい…」という方には、電子タバコがおすすめです。
ここでは、ヤニクラしない電子タバコについて紹介します。
ヤニクラの原因ニコチン・一酸化炭素なし
電子タバコはフレーバーつきのリキッドを加熱し、発生した水蒸気を吸引して楽しむアイテムです。
たばこ葉を使わないので、ヤニクラの原因となるニコチンや一酸化炭素は含まれません。
海外ではリキッドにニコチンが含まれるニコチン入り電子タバコが販売されていますが、日本では販売が禁止されています。
また、さまざまな病気や臭い、歯の黄ばみの原因になるタールが含まれていないのも、電子タバコのメリットです。
受動喫煙でヤニクラさせない!
電子タバコには、ヤニクラの原因となる成分が含まれていないので、周りの人が受動喫煙でヤニクラを引き起こす心配もありません。
嫌な臭いの原因となるタールも含まれていないので、周囲への悪影響を抑えられます。
ヤニクラ成分なし!リキッドは国内製造の「ドクタースティック」
ドクタースティックは専用スティックにリキッド入りのPODを差し込むだけで吸える、電子タバコ初心者でも扱いやすい製品です。
リキッドは安心の国内製造で、ストロングシガー・ストロングメンソール・ブルーメンソール・ビターコーヒーの4種類が揃っています。
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まとめ
ヤニクラが起きたときは、そのまま吸い続けるとさらに体調が悪くなる恐れがあります。
まずはタバコを吸うのをやめて、治す方法を試してみましょう。
ですが、ヤニクラ体験はもうしたくないのに、なかなか喫煙をやめられない人もいるでしょう。
電子タバコは、依存性のあるタバコの量を減らしたい、乗り換えたいときにもおすすめです。
今回の情報を参考にして、ヤニクラ対策をしてみてくださいね。