一般的な紙巻きタバコとは違い、独特な味わい方をする葉巻タバコ。
吸い方の違いや喫煙するまでの工程が分からず、興味はあっても手をだせずにいる方も多いのではないのでしょうか。
この記事では、葉巻タバコの種類や喫煙までの手順、吸い方について解説いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
葉巻タバコとは
タバコの葉をタバコ葉で巻いたものです。その形状はさまざまとなり、長さや太さも銘柄により大きく異なります。
葉巻タバコの歴史は古く、メキシコを中心としたメソアメリカ文明で7〜8世紀ごろから親しまれてきたといわれており、現在でも根強い人気のあるタバコです。
葉巻タバコの構造と種類
一概に葉巻タバコといっても種類があります。
構造の違いを知っておくと見分けがつきやすいでしょう。ここからは葉巻タバコの構造や名称について解説していきます。
葉巻タバコの構造
基本的に葉巻は、中心からフィラー、バインダー、ラッパーという順番に巻かれている構造となります。
- フィラー
葉巻の中心にあるフィラーは、紙巻きタバコでたとえるとタバコ葉の部分です。
フィラーは「ショートフィラー」と「ロングフィラー」の2種類があります。ショートは刻まれたタバコ葉を使用し、ロングは1枚のタバコ葉を巻いた状態の葉巻です。
味や香りに影響する部分となるため、どのような葉を使うかによって風味が大きく変わります。
- バインダー(中巻葉)
フィラーを巻いている中間に当たるタバコ葉です。フィラーを束ね、形状を整える役割をもち、フィラーの風味を引き立てるタバコ葉となります。
- ラッパー(上巻葉)
葉巻の一番外側に使用される葉タバコです。味や香りを引き立てるだけでなく、特徴的な模様で外観をドレスアップします。
シガリロの構造
シガリロとは、紙巻きタバコほどの大きさで、日常的に楽しむことのできる葉巻です。
喫煙時間は10〜15分の吸いきりになるため、1時間近く燃焼する葉巻よりも手軽に喫煙することができます。
燃焼剤が入っていないため、火を消す際は揉み消す必要はなく灰皿に置くだけで消すことが可能です。
紙巻きタバコと同じように、温度や湿度の管理は必要なく、紙巻きタバコと葉巻のちょうど中間に当たるタバコになります。
リトルシガーの構造
リトルシガーは、紙巻きタバコに使用する巻き紙の代わりに、タバコ葉の微細原料(タバコ葉をきわめて細かく小さくしたもの)をシート状にした、シートタバコでくるんだタバコです。
温度や湿度管理を必要とせず、紙巻きタバコと同じように喫煙することが可能なため、紙巻きタバコに近いタバコとなります。
葉巻タバコのカット方法
葉巻タバコの先端は丸みを帯びた形状となっており、空気の通り道がないためカットをすることが必要です。
カットには切り口を綺麗にするために、葉巻専用のカッターを使用すると良いでしょう。
ここでは、どのようにカットしていくのかをご紹介いたします。
ヘッドから丸みを帯びている部分の2/3をカットする
火をつけるヘッド部のカットは、先端からカーブが始まっているところまでの2/3の位置で思い切りよくカットします。ヘッドの丸みを少し残すイメージで良いでしょう。
吸口側のカットも少し丸みを帯びたところでカットします。吸口側は口触りに直接影響する場所なので丸みを多めに残すことがおすすめです。
吸口側のカット専用器具のパンチカッターを使用することも可能です。
パンチカッターは円筒状になっており、ヘッドの先端を中心に刃を合わせ、左右に回転させながら押し込み、3〜5mmの深さまでカットしたら引き抜きます。
カットしたキャップ屑がパンチカッターにのこるため、灰皿に落としておきましょう。
使用方法が比較的簡単かつ、葉巻の風味を強く感じやすいため、慣れていない初心者から熟練者まで幅広くおすすめです。
葉巻タバコの吸い方
一般的な紙巻きタバコに比べ、葉巻タバコは吸い方が大きく異なるため、戸惑ってしまう方も多いでしょう。
ここからは葉巻の吸い方について解説していきます。
着火方法
紙巻きタバコと大きく異なるため注意が必要です。
一般的なライターやマッチを使用して着火できますが、 扱いやすさを考えるならターボライターがおすすめです。
ニオイの強いオイルライターは葉巻の風味がわかりにくくなるため、葉巻への着火は避けるようにしましょう。
- 片手に葉巻を持ち、カットした面が見えるようになるべく水平に持つ
- ターボライターで切り口に対して横向きに炎をあてる
- 葉巻をまわしながら切り口をまんべんなく炙る
- 均等に1mm程度の白い灰が見えたら着火完了
煙は肺に吸い込まない「口腔喫煙」
葉巻の吸い方は煙を肺に入れない口腔喫煙です。普段から紙巻きタバコを吸っている方は、癖で肺まで吸い込んでしまうかもしれませんが、むせてしまうので気をつけましょう。
煙を吸うときは、5〜10秒かけて口の中に吸い込み、呼吸と同じタイミングでゆっくりとはき出します。その間、呼吸を止めると苦しくなり、鼻から抜ける香りも感じ辛くなるため、鼻で呼吸を続けましょう。
薫らせるペースの目安は先端がフラットになるペースで吸う
葉巻を燻らせるペースは人により好みがありますが、初心者には分かりにくいかもしれません。1分間に1回程度吸うと美味しく吸えるといわれていますが、先端の燃焼部分を目安にすると良いでしょう。
丁度いいペースで燻らせた葉巻は燃焼部分がフラットになります。フラットな状態であれば葉巻の味を十分に引き出しているといえるでしょう。
吸うペースが早い(吸い込む量が多いか強い)と燃焼部分は鉛筆状に尖り、辛味や刺激が強くなってしまいます。逆にペースが遅いと中心部が凹んだ形になり、やがて火が消えてしまいます。
繰り返し吸うことで自分の好みのペースが見つかりますが、慣れないうちはペースの目安を知っておくと葉巻タバコの味わいをしっかり愉しむことができるでしょう。
灰は1〜2cmになるまで落とさない
葉巻を吸う際はクールスモーキングを意識することが大切です。灰は熱が上がりすぎないようにする役割を持っています。
フィラーに刻みタバコを使用しないプレミアムシガーなどは、ボロボロと灰が落ちることはありません。
そのため灰が1〜2cmになるまで落とさないようにしましょう。
灰を落とす際は、灰を散らさないように紙巻きタバコのように指でたたいて落とすか、灰皿に灰の先を軽くあてて折るようにして落とします。
火を消す際は灰皿に置いておくだけで自然鎮火する
一般的な紙巻きタバコには、燃焼剤が入っていることがあるため揉み消したり、水につけたりすることが必要です。一方、葉巻は燃焼剤が入っていないため灰皿等に置いておくだけで自然に鎮火します。
また、喫煙時間も長く1度に吸い切らないこともあるので、揉み消したりはしません。
紙巻き用の灰皿では安定して置くことができないこともあるため、不安があるようであれば、葉巻用の灰皿を使用すると良いでしょう。
再度着火する際は灰を落として着火する
葉巻を吸っている際、喫煙ペースが落ちて鎮火してしまうことがあります。
その際は、再度着火する必要があるため、灰を落としてそのまま着火すると良いでしょう。
また、途中でやめる場合は鎮火した後に燃焼部分をカットし、軽く吹き戻してあげると葉巻内に残った煙が排出されるため風味を損ねにくくなります。
とはいえ1度火をつけた葉巻を保管すると風味が大きく変わり、ラッパーへのダメージも受けやすくなるため、なるべく1度に吸い切ることが好ましいといえるでしょう。
葉巻タバコも紙巻きタバコのように匂いが残る
葉巻も紙巻きタバコ同様に着火して喫煙するため、副流煙も発生します。
そのため加熱式タバコや電子タバコに比べニオイ残りが強くなるでしょう。
シガーバーなどに行ったあとは、服にニオイが残ることもあります。自宅で喫煙する際、特に賃貸の場合はニオイ残りやヤニ汚れへの対策も必要です。
喫煙後はこまめな消臭、清掃をすると良いでしょう。
ドクタースティックは自宅でも匂いを気にせず楽しめる
(出典:ドクタースティック)
葉巻タバコは香りを長く愉しめることで人気となっています。しかし、タバコの臭いが苦手な人には不快に感じられるかもしれません。喫煙時に周りに人がいなくても、喫煙時に服にニオイが残るため、対策しようとなると消臭の手間が発生します。
周りへ配慮するのであれば電子タバコがおすすめです。
ドクタースティックタイプエックスはニオイ残りの少ない電子タバコ。
喫煙者にも人気な「ストロングシガー」は本格的な風味を再現しているため、葉巻を嗜む方も楽しめる味わいとなっています。
そのほかにも「ストロングメンソール」や「ブルーメンソール」、「ビターコーヒー」など、非喫煙者にもおすすめなフレーバーを取り揃えております。
ヤニ汚れはない
(出典:ドクタースティック)
ドクタースティックタイプエックスはタバコ葉や火を使わないため火傷の心配もありません。
葉巻や紙巻きタバコを自宅で喫煙する際は壁紙や衣服へのヤニ汚れを気にする必要がありますが、ドクタースティックタイプエックスではヤニ汚れを心配する必要はありません。
まとめ
カット方法から火の消し方まで、独特の手順が必要な葉巻タバコ。
一つひとつの手順にこだわりを持って、愉しむと良いでしょう。
しかし、喫煙者にとって肩身の狭い昨今、喫煙場所やニオイへの配慮が必要なのも事実です。
これを機に喫煙場所を選ばず、タバコ臭がしない電子タバコ「ドクタースティックタイプエックス」を試してみてはいかがでしょうか。