「JPS」という紙巻きタバコをご存知でしょうか。
最近では見掛ける機会も少なくなりましたが、今もなお販売されている老舗の銘柄です。
この記事では、そんな「JPS」について詳しく解説します。
販売価格や味わい、独特なパッケージデザイン、入手可能な店舗についてなど、気になる部分を徹底調査!
これから喫煙を考えている方や乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にして自分と相性の良いタバコを見つけましょう。
紙巻きタバコJPSとは?
歴史あるタバコ銘柄「JPS(ジェイ・ピー・エス)」の正式名称は「John Player Special(ジョン・プレイヤー・スペシャル)」です。
名前は、19世紀中頃にジョン・プレイヤー氏が立ち上げた会社で製造されたことに由来しています。
1901年に同じイギリスにあるインペリアル・タバコ・グループに会社が買収され、現在ではインペリアル・ブランズとブリティッシュ・アメリカン・タバコが製造を引き継いでいます。
第二次大戦中に英軍が吸っていたとの記録もあるJPS。
戦争を経て、今も世界で愛されるたくましいタバコなのです。
日本で販売しているJPSの銘柄は種類は1つのみ
現在、日本で販売されている商品は「JPS・KS・ボックス」の1種類のみです。
まずは、販売中のタバコについて詳しく解説します。
JPS・KS・ボックスの値段・値上げについて
出典:https://www.tabako-sakuranbo.co.jp/
タール:11mg
ニコチン:0.9mg
値段:560円(20本入り)
たばこ税増税によって、2021年10月に520円から560円に値上がりしています。
2022年10月の値上げは加熱式タバコを対象としており、紙巻きタバコには影響がありません。
JPS・KS・ボックスの味・におい
JPS・KS・ボックスはタール11mgですが、イメージよりも味に重みはなく比較的マイルドな味わいです。
タバコ葉本来の香ばしい匂いも存分に楽しめます。
苦味・渋味・旨味がバランス良くまとまっており、ほんのりと甘さも感じられます。
少しピリッとくる後味がありますが、しつこい辛さというわけではありません。
マールボロのレギュラータバコ「赤マル」に近い風味のある銘柄です。
JPSはパッケージデザインが渋くて人気
JPSと言えばパッケージも印象的です。
ベースの黒に金文字の「JPS」。
F1が好きな方は、チーム・ロータスのメインスポンサーだったことを思い出すかもしれません。
シックで高級感漂うデザインは、多くの喫煙者を虜にしています。
昨今はキャッチーなデザインが増えているため、JPSを持っているだけで目を引くこと間違いないでしょう。
JPSボックスの評判
喫煙者はJPSにどんな印象を持っているのでしょうか。
ここでは、ネット上にある賛否の声を紹介します。
■良い点
- 「パッケージがかっこいい」
- 「驚く程吸いやすく、美味しい」
- 「価格も手頃、味がいい」
■悪い点
- 「パッケージが個人的に好みではない」
- 「お店にたまに置いてない」
- 「燃焼速度が少し早い」
日本で販売終了となった3種の銘柄
現在、JSPは「JPS・KS・ボックス」の1種類しか販売されていません。
ソフトパッケージの「JPS・FK」「JPS・マイルド・FK」、北海道限定の「JPS・メンソール・ボックス」の3種類はすでに販売終了。
今では入手できなくなってしまいました。
あまりに種類が少ないことから、「JPS全ての銘柄が廃止になった」と勘違いしている方も多いようです。
しかし、海外では今も根強い人気を誇っており、ブルーやレッド、シルバーなど様々な銘柄が販売されています。
JPSのタバコを売ってる場所
具体的にJPSはどこで販売されているのでしょうか。
ここでは、購入できる場所を紹介します。
一部のタバコ専門店・コンビニ
JPSは全国のコンビニで購入することができます。
最寄りのセブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップといった主要なコンビニに置いているか確認してみましょう。
また、タバコ販売店やドン・キホーテでも手に入ります。
しかし、いずれも店舗によっては取り扱いがない場合もありますので、二度手間を回避したい場合は事前に電話で問い合わせても良いかもしれません。
通販・ネットショッピング
通販サイトでも購入することができます。
Amazonや楽天市場といったECモールでは販売が禁止されていますが、個人店が運営するサイトであれば入手可能です。
タバコ専門店の通販サイトがほとんどなので、品揃えも良くいちいち店舗に出向く面倒もありません。
すぐにJPSがほしい場合は、通販サイトの利用をおすすめします。
JPSを吸ってる人のイメージ
1種類しか販売されていないこともあり、街中で見る機会が減ってしまったJPS。
それだけに、JPSを好む人に対するイメージには独特なものがあるようです。
ポジティブなものでは、「我が道を行く個性の強いタイプ」「ロックやバイクが好きな人」。
そこから派生して「シルバーのアクセサリーを好む」という声も見られます。
ネガティブなものでは、「自己中心的な人」「寂しがり屋や繊細な人が吸っている」というイメージ。
黒と金文字というデザインもあり、どこかアウトローな印象が強いのでしょう。
電子タバコならデザインがかっこいいドクタースティックタイプエックス
出典:ドクタースティック
JPSはパッケージのデザインのかっこよさからパケ買いしてしまう人もいるほど。
しかし、購入できる店舗も少なくなっており、手に入れるのが難しくなっているデメリットもあります。また、紙タバコにはタールやニコチンが含まれているため、体へ悪影響を及ぼす可能性が懸念されています。
そのため、紙タバコから電子タバコに切り替える人が増えてきているのが現状です。
電子タバコには「デザインがかっこいい」と人気のものもあります。
かっこいいと人気の代表格が「ドクタースティックタイプエックス(Dr.Stick typeX)」です。
電子タバコとは、液体状のリキッドを加熱し、そこから出る水蒸気を吸引する次世代のタバコのこと。
ここでは、とくに高い支持を得る「ドクタースティックタイプエックス」について紹介します。
選べるスタイリッシュなカラー3色
出典:ドクタースティック
まず目を引くのが、スタイリッシュなカラー。
ゴールド、シルバー、ブラックと、スタイルを選ばない3色を揃えています。
クールでスタイリッシュな形状、マットな質感がしっかりと手にフィットします。
上品で大人の色気を感じさせる外観です。
喉にガツンとくる吸いごたえ
次に注目したいのが、ガツンッとくる吸いごたえです。
本格的な心地よい刺激が喉にきます。
もちろんニコチンは含まれていません。
嫌な臭いもなく、いつでもどこでも喫煙できます。
※Dr.Stickは改正健康増進法の対象外ですが、ご使用の際は各施設のルールをお守りください。
コスパも良い電子タバコ
最後に取り上げたいのがコスパの良さです。
液体のリキッドが入ったPOD1個で約1200回程度の吸引を楽しめます。
電子タバコは、加熱式タバコと違って法律上タバコに分類されません。
たばこ税増税による値上げの影響を受けないのも大きな魅力の一つです。
※吸引測定器による測定結果に基づいて算出
まとめ
たばこ税増税によって、紙巻きタバコや加熱式タバコの喫煙者は厳しい状況に追い込まれています。
2022年10月には、プルームテックやIQOSなどの加熱式タバコが値上げを実施。
法律上タバコに分類される商品は、これまで毎年のように増税に怯える状況が続いてきました。
JPSが1種類という事実は、ある意味で紙巻きタバコの利用者が減少している時代を象徴しているような気もします。
紙巻きタバコ1箱560円なら1カートンで5,600円です。
1日1箱吸うと考えた場合、1カ月約3カートンで16,800円を費やしている計算になります。
吸いごたえ、コスパを考えると、電子タバコがもっとも時代の流れに乗っているのかもしれません。
とくにドクタースティックタイプエックスはデザインにも定評があります。
現在、JPSを吸っている方のイメージと重なる部分もあるため、乗り換えを検討しやすいのではないでしょうか。